すでに建物は竣工し、もうまもなく入居が開始されるであろうハーバーランドの超高層マンション「ザ・パークハウス神戸ハーバーランドタワー」。すでに購入者への内覧会が行われているようです。
地上36階、塔屋2階、地下1階、高さ123.346m、総戸数345のタワーマンションは竣工前に完売しました。
2008年に日本郵政から三菱地所がこの土地の譲渡を受け、タワーマンションの建設を計画しましたが、リーマンショック、東日本大震災の影響で2度、計画が凍結されたことによって竣工まで7年の歳月を要しました。
デザインや建物規模については当初の計画とほぼ変わりがなく実現に至ったことは幸いでした。大概、こういった延期されるプロジェクトは規模縮小となるケースが多いからです。
建物北西側のガーデンテラスも完成しました。
この事業は敷地の半分近くを公開空地に充てたことも特徴的です。建物の足元に大きな空間が広がっています。アネックス棟としてオープンテラスのある小さなカフェ等があっても良かったのではないかと思います。
ガス燈通りに面して地下1階の駐車場エントランスと続くアプローチが設けられました。パーキング自体は建物の中央部に埋め込まれたタワーパーキングです。
建物1階の東側はコリドール空間としてハーバーウォーク側に抜ける事が出来ます。通常のマンションであればここはマンション敷地内で部外者の立ち入りは規制されますが、この建物は立地上、公開空地としています。
神戸市の消防条例というデザイン上の厳しい制約を受けて設計された事を考慮すれば、悪いデザインのタワーではありません。しかしハーバーランドの海側最前線に聳えるランドマークとしてもっと外観に趣向を凝らして欲しかったというのが正直な感想です。特に塔屋周りの意匠にもっとシンボル性を与えて欲しかったです。塔屋のライトアップ試験点灯も何度か行われています。ちょっと光量が足りないかなと思いましたが、至近距離から見ていないので完全竣工後にはまた夜の姿もお伝えしたいと思います。これで神戸都心から100mを越える分譲タワーマンションは完全に打ち止めです。その分、大阪都心は空前のタワマンラッシュを迎えています。
ザ・パークハウス神戸ハーバーランドタワー竣工
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実物は見ていませんが、一階部分がレンガ張りの意匠だったらレンガ倉庫とも連続性あってよかったのでは?
まー素人考えですし、今のままでも特に問題あるようにも見えませんけどね(^^)。