新長田合同庁舎の建設工事の現況です。本日の別記事で神戸市が駅前広場の改修を行う点について触れましたが、両プロジェクトが来年度に完成する事によるエリアへの波及効果が期待できます。
庁舎の建設は12月時点で上部躯体と外装の仕上げ工事が進行中で進捗率は60%に達しているようです。
2階は既存の再開発ビルと西側2箇所で連絡する予定です。新たな階段とデッキの構築が行われています。
1箇所は南側旧三国志ガーデンのあった広場に直結。
デッキ完成時にはこのフェンスは取り払われます。
北側にももう1箇所。こちらは既存ビルの外壁を改修してデッキを連絡します。
構築中のデッキです。向かいの再開発ビルにも足場が組まれて外壁に穴を開けています。
再開発ビルの2階に直結します。現在、周りのテナント区画はほぼ空きばかりですが、庁舎開業後はカフェや飲食店、コンビニ等の出店が見込まれるかもしれません。
神戸新聞の報道では庁舎の向かいにある西神戸センター街に飲食店が4店新規開業したそうです。来庁者は年間30万人を見込み、庁舎で働く職員のランチ需要は1.3億円と試算されています。
再開発ビルへの出店を促進する為の具体策も必要でしょう。ビルへの出店は賃料・管理費共に高く収益性が低い事もテナント床の消化が進まない要因のようです。
新長田合同庁舎建設工事
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
毎回言ってますが、神戸市役所は一部と言わず、全て長田区に移転してほしいです。
長田区は中央区からも近い割に衰退していっているので、安くなった地価と地理的アドバンテージを利用しない手はない、と常々に考えています。
地理的にも、神戸の人口構成から考えると現在市役所がある三宮は東に寄りすぎているように思います。
三宮は、梅田のように民間主導で再開発すれば(変に規制したり干渉したりしない限り)問題なく発展していくのではないでしようか。
快速・新快速が新長田に停車し、まとまった土地が確保できるのであれば、大学などを誘致するのがいいでしょう。
遅いポートライナーに依存するポートアイランドよりも利便性が高いです。
あと、どちらかといえば高速長田の方の話ですが、高速長田から大阪方面に向かう際、三宮以東で神戸高速鉄道と阪神・阪急両方の初乗り運賃がかかるのが難点だと思います。
既に神戸高速鉄道の株の多くが阪急阪神ホールディングスに保有されているのであれば、初乗りは1回だけにしてもいいのではないでしょうか。
神戸高速鉄道が安くならなければ、対抗するJRも値段を下げてこないので、長田区の利便性も減弱してしまいます。