ANAホールディングス(ANA HD)が、AIR DO(エア・ドゥ)とソラシドエアの統合持株会社である「リージョナルプラスウイングス」の株式過半数を取得し、完全子会社化(連結子会社化)する方針を固めました。当面は両社の独立したブランドが維持されるものの、将来的な経営集約を見据えた動きとして注目されています。両航空会社が乗り入れ、新千歳・那覇などの主要幹線と結ばれる神戸空港において、この再編はどのような影響をもたらすのでしょうか。

神戸空港は現在、国内線を中心に高水準の需要を保っており、ANA・エア・ドゥ・ソラシドエアの3社はいずれも重要なプレイヤーとして存在感を示しています。
AIR DO: 主に新千歳(札幌)線などを運航
ソラシドエア: 那覇(沖縄)線や九州方面の路線を担う
ANA: 羽田・新千歳・那覇などの主力路線を自社で展開しつつ、エア・ドゥやソラシドエアとの共同運航(コードシェア)を実施
これまでは持ち株会社を介した緩やかな連携に留まっていましたが、ANAの完全子会社化により、「ANAグループ一元管理による神戸発着ネットワーク」へと構造が転換します。

この再編によって考えられる神戸空港への影響ですが、これまで個別に調整されていた発着時刻がグループ全体で一律設計できるようになる事で、ダイヤの再編成と利便性の最適化が図られる可能性があります。
現在、神戸空港に就航するANAの路線は羽田へ2往復便/日と新千歳が1往復便/日。ソラシドエアが那覇へ3往復便/日。そしてエアドゥが新千歳へ2往復便/日の合計7往復便/日ですので、現在はある程度、役割分担が成されています。

神戸空港で最大のシェアを持つのはスカイマーク航空です。今回の完全子会社化により、神戸空港の勢力図は「スカイマーク」対「ANAグループ連盟(ANA+エア・ドゥ+ソラシド)」という2大勢力に一層クリアに集約されます。価格設定や接客サービス、各種キャンペーンを巡る競合が激化することで、利用者への還元効果が期待されます。

ANAは国内空港で国際便を多数運航していますが、現在のところ、神戸空港での国際線運航に関する動きは見られていません。新千歳や那覇といった人気路線を活用し、今回の再編によるANAグループとしての集約力を生かし、国内線から国際チャーター便・定期便への乗り継ぎ需要を開拓できれば、神戸でハブ機能が発揮される可能性もあります。

ただ結局は、国内線ではJALとANAという二大勢力に阻まれてしまい、その他の航空会社が育たないというジレンマが更に増してしまう事にもなる面は否めません。スカイマークも第三極を目指しましたが、拡大が重荷となって経営破綻し、ANAからの出資も受けての再興を図る事になりました。神戸から一度は撤退したJALの再就航についても動きがあってもおかしくはありません。日本の航空業界もこの新たな変革を迎えて行く事になります。
ANAホールディングスがAIR DOとソラシドエアを完全子会社化へ 新たな再編の波による神戸空港への影響は?
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今回の再編が実現すれば、神戸空港の国内線市場は、
スカイマークとANAグループという二大勢力の競争がより
鮮明になりそうですね。将来的にANAブランドへの統合が
進めば、運賃やサービス、利便性を巡る競争が一段と活発になり、
利用者にとっては選択肢の充実やサービス向上といった恩恵が
期待できると思います。
一方で、神戸空港で最大のシェアを持つスカイマークに
とっては、規模や経営資源で優位に立つANAグループに対抗する
ため、価格競争だけに頼らない独自の価値を生み出すことが、
これまで以上に重要になるのではないでしょうか。
その実現には、サービスの向上や利便性の強化など、
相応の投資も必要になってくるように思われます。
更に、こうした大手グループの競争力強化は、トキエアのような
リージョナル航空会社にとっても厳しい経営環境に繋がり
かねません。利用者への恩恵を広げながら、
多様な航空会社がそれぞれの強みを発揮できる競争環境が
維持されることを期待したいです。
ANAは新千歳便が1往復/日もあるのが抜けてます。
(NH577[神戸→札幌(新千歳)]とNH578[札幌(新千歳)→神戸])
羽田便のみなのは関空です。
神戸空港は将来的に駐機スポットの再編もやるとされ、
国内線の航空ダイヤの調整がひょっとしたらあるのかもしれません。
神戸空港の第2駐車場が閉鎖され、屋根が設置されつつあります。第2ターミナルへの動線改良とあわせた短期的な猛暑対策でしょうね。
中長期的な立体駐車場の建設はデッキとあわせて第2駐車場跡かと思っていたので、屋根を設置したうえでどこでなされるのか気になります