兵庫

イオンモール神戸南リニューアル ダイソー複合店・喜久屋書店がグランドオープン!


開業以来初の大型リニューアルを進めているイオンモール神戸南。全国のショッピングモールや商業施設がテナントを埋める事に苦戦しているのは、モール発祥地である米国での流通業界のネットへのシフト化やアパレルブランドの衰退が、日本にも着々と押し寄せている現れですが、このモールも開業時点から悩まされ続け、正解を模索しています。



今回のリニューアルは大型専門店の誘致や配置転換を主眼に置いています。大型専門店の人気テナントが入ると、集客力のインパクトが全く異なります。



2階南側の複数の退店済テナント区画と喜久屋書店の区画を集約し、ダイソーの複合店がオープンしました。ダイソーの一部は9月に先行開業していましたが、全面オープンによってそのスケールは3階にあった頃よりも大きく拡大。



複合店ではありますが、ダイソーの占める割合が8割程かと思われます。生鮮食品と薬以外はもう殆ど何でも揃う規模と内容です。



Standard Productsのエリアは雰囲気が変わります。



よりスタイリッシュで、更に個性やデザイン性を求めたい消費者にアピール。このセグメントも競合が沢山あります。



ダイソーはこれらの傘下ブランドの個別出店から、3つを集約した複合店出店戦略にシフトしています。これは出店を受けるモールや商業施設も集客面でメリットがあり、非常に巧みな戦術かと思いますが、その分、まとまった出店スペースが必要です。SNSからヒット商品が生まれる環境が、更に新たな商品の充実化に繋がっています。



3階のダイソー跡に移転リニューアルした喜久屋書店。以前よりも売場面積を拡大しています。



残念ながらカフェスペースは無くなってしまいました。BOOK&CAFEはこのモールには根付かなかったようです。フロアには以前よりも余裕が生まれています。



これでひと通りの目玉となったリニューアルプロジェクトは完了しました。体感的にも通路を歩く人の数は増えたように感じられました。至近距離にある神戸ハーバーランドumieとの差別化を図りながらも地域密着型のモールとしての在り方についての模索は続いていきそうです。

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