先日、旧居留地内は明石町筋で隣り合う2棟のオフィスビルが仮囲いや足場に囲われている様子を目のあたりにしました。一瞬、2棟のビルを1棟に集約する再開発が進められるのかと内心、期待で胸が躍りました。
解体用の足場と防護パネルで覆われ始めている泰和ビル。地上9階、地下1階のオフィスビルです。外見上は新しいビルに見えていましたが、1971年竣工と築40年の古参ビルです。震災は補修で乗り越えてきました。
隣合うのはあいおいニッセイ同和損保神戸ビル。旧神戸海上火災保険会社本社ビルで1935年竣工です。地上4階建てのオフィスビルでクラシカルな近代建築です。流石にこのビルを建て替えとなると話題に登らないはずがありません。この工事は耐震改修工事でした。
従って解体されるのは泰和ビルのみということで再開発計画ではありませんでした。気になるのは泰和ビルの解体目的です。老朽化による純粋な建て替えなのか、それとも売却のための解体なのか。前者であることを願います。
在りし日のあいおいニッセイ同和損保神戸ビルと泰和ビルです。
もう1棟、解体中のオフィスビルがあります。海岸通の商船三井興産ビルです。地上5階、地下1階建てで、奇しくも泰和ビルと同じ1971年竣工でした。
商船三井興産はダイビルグループに属していますが、同じく同社管理で神戸支店も入居する神戸商船三井ビルは一度は解体の危機に瀕しましたが、最終的には耐震改修を経て、存続保存の道を辿りましたが、このビルは解体となりました。
建て替えであれば、同社からニュースリリースが出ているかと思いますが、何も情報はありませんので売却された可能性が高いと思われます。賃貸オフィスビルとしては立地が微妙です。跡地の活用法が気になりますが、やはり暫くは駐車場でしょうか。
既存ビルの解体工事進行中
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泰和ビルに入っていた美容室の方が、
建て替えと言っておられたので、おそらく売却ではないと思いますよ。
敷地が小さく、単体では派手な変化を期待できませんが、
並び5軒の低層部のスカイラインがそろってくるので、
街への効果は大きそうですね。
takuさん
貴重な情報ありがとうございます。建替えられる泰和ビルに期待大ですね。