アシックスは15日に1-3月期の連結決算において純利益が前年同期比18%増の316億だった事を発表しました。売上高ついても過去最高となる2083億円に達しており、まだ不確定要素は多々あり、先行きに不透明感はあるものの、通期についても20%以上の増益を見込んでいます。
シスメックスについても、2026年3月期の連結純利益が前期比6%増の570億円となる他、売上高も5%増の5350億円と最高額を見込んでいると発表。5期連続の記録更新もなる模様です。
神戸市内に本社を置き、市内企業で時価総額トップ2の両社が揃って業績好調というのは非常に頼もしい限りですが、この2社は今後、共通点を待つ事になります。
それは2027年に完成を予定する雲井通5丁目の再開発ビルに本社を移転し、同じビル内にグローバル拠点を構える事になるのです。
この飛ぶ鳥を落とす勢いのある2社を誘致した三菱地所の功績なのかは定かではありませんが、バスターミナルI期ビルに強い競争力とブランド性が備わる事に間違いはないでしょう。
神戸に本社を置く企業の業績は好調なところが多く、神戸製鋼も25年3月期連結決算は、純利益が過去最高の1,201.8億円に達した他、ワールドも2年連続で最高益を更新。
これらの好調な大手企業はポートアイランドやHAT神戸に本社を置いてきましたが、前述の2社は三宮への移転が決定しており、都心再開発が大手企業の都心回帰を促進する流れが顕著になっています。
今後、JR新駅ビルや神戸市役所2号館、バスターミナルII期ビルについても計画が推し進められる中、更なる企業の都心回帰が進む可能性が高く、もはやこの流れは加速するのではないかと推測しています。
アシックス・シスメックスの業績好調 27年の新本社への移転に向けて着実に成長 今後も企業の都心回帰は進む?
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神戸都心の再開発が、周辺の再開発を促す好循環の流れがやっと回ってきそうな雰囲気ですね。
ポートアイランドの企業集積地も、一旦リノベーションが必要な時期になってきたと思いますが、再開発の進む東京・大阪と同様に神戸も、都心再開発が周辺再開発の起爆剤となってくれるように期待しています。