ウォーターフロント

神戸第2地方合同庁舎の別館解体撤去がまもなく完了 跡地開発でウォーターフロントを音楽の街として活性化させたい


波止場町・海岸通の南側に立っていた神戸第2地方合同庁舎別館は土地と建物が国から神戸市に譲渡され、神戸市が解体撤去工事を進めてきました。



いよいよ工事も完了に近づいており、敷地の外周にあった仮囲いも撤去されて、更地となった内部が見えるようになりました。



隣接する旧神戸水上警察署跡地と合わせて一気に開放的な空間が出現しました。



神戸市はこの空間の形成に10年以上の歳月を費やしてきました。当初の目的は都心から海を見渡せるかつてのメリケン波止場を取り戻す事でしたが、この計画はこの10年でお蔵入りし、プロジェクト自体が大きく変更されました。



波止場町は現在、再開発が盛んに行われている新港町への導入エリア及びメリケンパークとの結節点にもあたり、二つの拠点と旧居留地を繋ぐ重要な役割を担うウォーターフロントとして、今後、にぎわいを生む事が期待されます。



既にその布石を打つ為に、この場所に集客施設を整備する為にサウンディング型市場調査が昨年未より実施されており、敷地面積合計2,800平方メートルの活用について、民間事業者との対話が行われている模様です。



一部の事業者からは半屋外型の建物に音楽イベントを開催するライブハウスやカフェ・レストランを備えた施設の提案もなされたようです。まだ公式調査結果は発表されていませんが、今後の発表が楽しみです。



この敷地の南側の船溜まりは埋め立てられ、海岸線が浜手バイパスの南側まで後退します。ジーライオンアリーナ神戸の開業により、神戸のウォーターフロントは音楽ライブによる集客が進む為、更に音楽イベントを行う施設が集積する事によりミュージックシティ化を目指すのは非常に良い方向性かと思います。



横浜みなとみらい地区も複数のアリーナやライブハウスが集積しています。神戸のウォーターフロントも音楽の街としての発展が叶えば、多くの人が集うエリアとして大成するのではないでしょうか。

関連記事
ウォーターフロント

京橋線ライトアップ照明設備工事 新港町再開発エリアのゲートウェイの夜間景観がグレードアップ予定

2021年5月22日
こべるん ~変化していく神戸~
京町筋の2号線より南側は今後、再開発が進行する新時代のウォーターフロントとなる新港町エリアのゲートウェィとして重要な役割を担うアクセ …

POSTED COMMENT

  1. kkbb より:

    第2地方合同庁舎も撤去して第1地方合同庁舎と一緒にNTTビルと同規模のビルに建替えして欲しいです。 タワマンは学校立地が難しいという理由が神戸市の言い訳の第一でしたが、ウオーターフロントに続々立地できるスペースが生まれてますね。もう理由になりませんね。

  2. EYESTAR より:

    音楽の街神戸で育ったアーティストが全国的に取り上げられ、
    そこには芝生公園を走るLRTやライブハウス、野外音楽堂
    などが集積した波止場町ウォーターフロントの姿が
    存在しているといいですね。全国の夢見る若者にとって
    憧れの都市であり続けて欲しい思いです。

  3. Hat-k より:

    Zeepでも誘致できたら最高ですね

  4. ハコモノ行政 より:

    目の前に阪神高速&浜手バイパスの高架を残したまま、ウォーターフロントを気取るよりは、現実的なプランだと思います。
    40年後くらいをめどに両高架の撤去または合築・改築を行うのが次の目標でしょうか。

  5. 通りすがり より:

    タワマンを建てるためにウォーターフロントの立地に学校建設を勧めるんですか?タワマンファースト過ぎませんかね。まあもちろん中途半端なペンシルビルは論外ですから、できれば横浜ランドマークタワーみたいなシンボルは欲しいところですが…

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。