神戸空港

神戸空港サブターミナル(仮称)整備事業 新ターミナルビル 鉄骨建方完了?



来春はジーライオンアリーナ神戸も神戸空港の新ターミナルビルも開業する予定で、2025年は神戸にとって大きな変化をもたらす年になりそうです。工期が残り約半年となった神戸空港サブターミナル(仮称)整備事業。



新ターミナルビルの鉄骨工事はあらかた完了した模様で、4台稼働していた大型クローラークレーンも2台に減っています。ターミナルビルは総2階建てではなく、2階建ての部分と1階建ての部分が存在します。



ターミナルの出発・到着ロビーとなる建物東側は2階建てとなっています。階高も通常の建物より大きく、ロビー内が開放感のある吹き抜けになるよう設計されているようです。



駐車場に面する東側ではターミナルビルの正面となる為、車寄せのアプローチが整備されています。



「風除室1」の看板が掲げられています。この部分に出発・到着ロビーのエントランスが構築されているようです。



東面は南側から既に外壁材の取付が開始されています。南側には開口部が殆どありません。北側はカーテンウォールが取り付けられる事になります。



建物の南西側は1階建ての部分が連続しています。



1階の屋根の部分にグレーの鉄骨が組み立てられています。ただこれ以上の高さは組み足される様子はないようです。



東側はボリューム感があります。この新ターミナルは来春から拡大される神戸空港の国内線用の発着枠の引き上げ(40便/日)分と国際線での活用を想定しています。



この新たに設けられる国内線40便については、どのような配分で新規に割り当てられるのでしょうか。神戸空港に就航するFDA・フジドリームエアラインは現在、JAL・日本航空とのコードシェア便を運航しています。もしFDAが新ターミナルにカウンターを移設する場合、一度は神戸空港から撤退したJALの再就航という事も考えられないでしょうか。



エプロン・駐機場の拡張工事も順調に進行しているようです。



都心部の再開発やポーアイII期地区への企業進出もこの神戸空港の機能拡大によってもたらされる効果に期待しているところが多分にあるかと思います。新新幹線の整備されてきた九州や北陸、北海道等、新しい交通インフラの整備による集客効果は絶大です。リニア新幹線も来ない神戸にとって神戸空港は生命線と言えるでしょう。



ターミナルの東側の空き地を駐車場へと転換する工事も開始されました。水面下で動いている国際チャーター便誘致はその後の定期便就航にも極めて重大な役割を果たします。第一便はどこの航空会社でしょうか。

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POSTED COMMENT

  1. kingi より:

    韓国チャーター便就航決定で
    実にタイムリーな記事になりましたね

  2. maru-chan より:

    祝 大韓航空、神戸↔仁川チャーター便、来春就航の発表!
    チャーターと言いつつ、個人購入もできるようなので、実質の定期便ですね。
    今後、更に後追いが続くのが楽しみです

  3. EYESTAR より:

    来年春へ向け、サブターミナルや駐機場の整備が順調に進捗している事実に加え、大韓航空の仁川便が国際チャーター便第1弾として、神戸空港との間を1日2往復就航させることが発表され、誠に嬉しく思います。主に団体客向けのチャーター便という事で、まさに万博特需のひとつでしょう。

    同社定期便就航の暁には、韓国文化に関心を寄せる若年層を中心として利用が伸びる事を期待したいです。10月に既存ターミナルにて開催される台湾観光イベントのように、新たに整備されるサブターミナル内にて韓国旅行を促進するイベントなどを開催してあらゆる層に集客を促すよう取り計らうのも良いでしょうね。

    ハード面とソフト面が順調に整いつつある神戸空港。
    近世以来、港湾事業を核として発展してきた神戸市には、新たな交通インフラと物流の拠点として企業誘致やイノベーションによる地域発展と広域からの集客装置として壮大な絵図を描いてもらえるならば、市民として誇らしく将来へ向けて更に期待が持てますね。

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