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新港第2突堤ではジーライオンアリーナ神戸に正式名称が決定したアリーナプロジェクトが順調に進行していますが、このエントランスアプローチとなる動線も現在のままでは殺風景でとても最新アリーナに人々を迎え入れる状況にはなっていません。
神戸市は来年のアリーナ開業に合わせて、このエントランスアプローチとなる突堤基部の道路やその周辺の改良工事を行う事を計画しています。
工事の対象エリアは、アリーナの北側に位置する基部、それに連絡する南北の基部線、そしてこれに交わる臨港道路までとなります。
現在、基部線とアリーナの導入部は広々とした空間になっています。
具体的には、基部線の西側に大きな歩道を整備する他、臨港道路の歩道も再整備。更には基部線の南端にロータリーを設ける計画です。
アリーナは最寄りの三宮、元町駅から徒歩で20分近い距離がある為、シャトルバスやタクシー利用のニーズも高く発生する可能性を見越した上での整備でしょうか。
一点気になるのは突堤の前に立ちはだかる防潮壁の存在です。アリーナや突堤内へはこの中央の通路のみがアクセス路になりますが、興行後に1万人の人々がここのみを通って退場するとなると、ボトルネックとなって混雑が予想されます。防潮壁の間を広げる想定はされていないのでしょうか。
アプローチとなる基部線の電柱地中化も無論、進められなければなりません。電線共同溝の設置工事も予定されているので、地中化は計画されているようです。現在、アリーナの現場事務所が設置されている基部線東側の敷地もどのように暫定利用されるのでしょうか。
ベイシティタワーズ神戸EASTの竣工タイミングは、25年2月を予定しており、アリーナよりも先に完成するので、臨港道路周りも一斉に整備が進んで綺麗になる事でしょう。未だ完全な電線地中化が行われていない新港突堤西地区についてはこのタイミングで全て完了させて欲しいと思います。
解体が進む旧住友倉庫の跡地もアリーナ開業及び基部線の整備が完了する頃には更地になっているでしょう。この大きな開発用地も暫くは緑地として暫定利用が予定されています。アリーナと連動したイベント等の開催に活用されるのではないかと思われます。まずはアリーナの集客力をしっかりとエリアに反映・定着させ、満を辞して開発事業者を募る模様です。
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