三宮センター街は東側入口付近で、神戸マルイとスタイルプラザに挟まれて立地していた三和グランプリビル。アルマーニ・エクスチェンジやドラッグストアが出店した後、解体撤去されました。この建物等が立地する三宮南西街区の再開発に向けた土地集約の動きの一つかと期待していましたが、更にその後、新たな建物の建築が開始された為、落胆していました。
しかしながら新築建物の完成が近づくにつれ、実はこの新築工事は西側に隣接するスタイルプラザの増床計画である事が分かってきました。
スタイルプラザは2018年に建て替えが完了した商業ビルで、従前から低層階にはGAPが長年、中核テナントとして出店し、建て替え後もリニューアルオープンという形で再出店しましたが、僅か数年で退店してしまいました。
遂に姿を現した三和グランプリビル跡地の増床部分。アルミサッシュの色が異なりますが、カーテンウォールのデザインはほぼ同じです。
同時にスタイルプラザ側も内装の工事が開始されているようです。増築部分と合わせた店舗内装の整備が進められている模様です。
GAPが撤退した後、兵庫県路線価で最も高い土地に立地する商業施設の大部分が空きテナントになっている状況は、非常に由々しき事態でしたが、この増床計画が水面下で進行していた事が理由だったのでしょうか。
この増床計画を進めたのが、神戸三宮開発。SPC(特別目的会社)かと思われます。設計や施工を手掛けたのも、スタイルプラザを建設した大林組です。
スタイルプラザのオーナーは、将来的に行われる可能性のある三宮南西街区の再開発には協力の意向を示しています。三和グランプリビルが売却に動いた際、神戸三宮開発を主導した企業が将来的な再開発を睨んでこの土地を取得し、当面の活用方法として、単独建て替えではなく、スタイルプラザとの融合を働き掛けたのではないかと推測します。
現在のスタイルプラザのテナントは、地下階にフランフラン、7階に共立美容外科が入居しているのみです。増築部分が何階まであるのか定かではありませんが、賃貸面積は大きく増える事になるでしょう。
立地はセンター街の入口から数十メートルという何とも恵まれている場所です。
GAPが入居していた際の売場面積は地上1-4階の4フロアで、1,280平方メートルでした。増床部分を加えると、4フロアの売場面積は今後、1,500平方メートルを超えるのではないでしょうか。
元町のVEGAに入っているユニクロが来月に閉店するので、タイミング的にこの建物への移転集約もあり得るかと予想していましたが、神戸新聞の記事では、ファーストリテイリングは一切の移転を否定した模様です。
無印良品は既に神戸阪急新館に開業済み。外資ファストファッションにはもうかつてのように大型店の新規出店をする力はありません。
物販店が圧倒的に多い三宮センター街ですが、この際、フロアの3階以上に洒落た飲食店を充実させたグルメビルを目指すのもありなのではないかと思います。
三宮センター街はコロナ前の人通りが戻っています。主だったテナントは既にセンター街内もしくは近隣エリアに出店済ですが、神戸未進出や三宮にはまだ出ていないテナントの出店余地もあるかと思います。地元のワールドが復権を掛けて再び一棟借りによって自社ブランドで床を埋める事はないのでしょうか。今後の更なる動きに注視したいと思います。
三宮センター街・三和グランプリビル跡地 スタイルプラザの増床完成が近づき、外観現る!テナントはどうなる!?
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三宮店が引っ越す噂がありますよ。
このテナントの件ですが、ユニクロの大型店舗がオープンするとの正式発表がありました。
ユニクロの県下最大店舗、発表されましたね。
センター街の活性化につながりそうです!
ユニクロでしたね
今の日本であれだけの面積を埋められるのはユニクロしか無いですから
三宮店の跡地が気になります