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JR三ノ宮駅ビル開発工事開始に伴い、中央幹線の東行き車線の大半を工事ヤードへと組み込み、片側2車線化する事によって、既に三宮クロススクエアの第一段階が実現しましたが、この状況到達には事前の準備工事の完了がありました。
それは春日野交差点の改良工事です。この交差点は一旦は摩耶で合流した国道43号線及び2号線が再び分離する東西大動脈の結節点ですが、三宮駅前方面へのアパロードとなる中央幹線への車両流入を抑制する為の改良が行われてきました。
これまで西行き車両は中央幹線へは直進によってスムーズに進入が可能でしたが、改造によってほぼ右折に近いカーブが与えられ、南側の国道2号線への通行が主流となる形に切り替えられています。
また中央幹線へのアプローチは2車線のみ。通行量自体も大幅に抑制され、東西を通過する車両は必然的に国道2号線や浜手バイパスを選択する形が最も効率的になるように改修されました。
事前に行われた社会実験によって、これらの切り替えによる混乱の有無については実証実験済みでした。
交差点の切り替えが完了し、残りの工事は景観上の仕上げとなります。
歩道の一部はインターロッキング舗装で美しく仕上がりました。
分岐先の国道2号線も中央分離帯を拡大して、車線レーン数を減少させています。東行きを制限したのは、中央幹線への進入経路を確保する為です。
実際にこの改良工事でどれだけの中央幹線への流入抑制効果が得られるのかは定かではありませんが、三宮クロススクエアは第2段階に入ると、三宮交差点内の直進車両用レーンは片側1車線にまで減少する予定です。
この交差点上にあるオーバーパスは、かつての神戸臨港線の高架を残し、これをプロムナードとして活用したものです。
先週の最終回で放映を終えたドラマ「たとえあなたを忘れても」にて複数回に渡って、このプロムナードが登場しました。
同ドラマでは、三宮の再開発現場も登場していました。市役所2号館跡地の工事現場で空がアルバイトをしていたシーンが撮影されていました。ドラマの世帯視聴率は平均3.19%で、増減の少ない安定した状態で放映されていたようです。神戸が美しく描写されていたドラマでした。ドラマを見て神戸ファンが増えてくれていると嬉しいですね。
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「三宮クロススクエア」は本当に実現するのでしょうか。
車線減少は良いことですが、次のステップが2038?年(湾岸線西伸部開通時)しかも交差点4方向のうち東側のみです。全体の完成の時期は全く不明、かつ完全歩行者空間化は計画外になってしまい、なんとも看板倒れな計画です。
大阪と比べるのもどうかと思いますが、御堂筋全線歩行者空間化が2037年とかですので、何ともスケールが小さく、かつ遅い感じがします。
本当なら、三宮交差点~フラワーロード~居留地全部~元町あたりまで、阪急三宮駅北側みたいに歩行者専用にするぐらいの勢いがほしいところです。