着工から約1年が経過したた(仮称)神戸三ノ宮・布引町ビル新築工事。タワークレーンが投入されたタイミングは意外と早かったのですが、地中障害物撤去と基礎工事に1年を要しました。
ようやく地上躯体の構築が始まっています。1階床の配筋が行われており、コンクリート打設と共に続いて、壁や柱の配筋も進められます。
1-2階には大阪協栄信用組合が店舗と事務所を構える予定です。
複合用途ビルの東横インというのは珍しいのではないかと思います。
しかし地方信金が新たに土地を取得し、複合ビルを建設する不動産投資を行う前略は非常に大胆かと思います。日新信用金庫が、三宮支店の建て替え時に高層化して上層階をテナントフロアにするケースがありましたが、あくまでも保有する支店ビルの建て替えが基本でした。トマト銀行も支店ビルの建て替えにて、上層部を賃貸マンションにする複合用途化を図っています。
他にも播州信用金庫が本店以外に同店以上の規模を持つ神戸本部ビルを建設した例もあります。総じて地銀や信用金庫が支店ビル等を建て替える際に不動産活用を行っている例が多く、90年代以降においては、あまりメガバンクやその関連会社による不動産開発事例はありません。
三宮駅前周辺の再開発は駅ビル開発やバスターミナルビルの開発が更に進んでくると、もっと顕著に波及効果が生まれてくるのか、神戸空港の利用者増と国際化が鍵となって熱を帯びてくるのか。ターミナルの利用者数は70万人にまで増えましたが、再整備や空港利用者増によって80万、90万と増加を辿る傾向が見えてくれば、より民間投資は活発化するでしょう。
(仮称)神戸三ノ宮・布引町ビル新築工事 地上躯体構築工事が本格化 地方金融機関の不動産活用は活発に
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