六甲アイランド・リバーモール近くの市有地にて民間による商業開発を模索 事業提案を受付

神戸市は六甲アイランド・リバーモールに近接して立地する向洋町中7丁目の市有地について、利便施設の開発を行う事業者への貸付を行う公募プロポーザルを実施しています。

対象地は、敷地面積8,861.18平方メートルで、貸付期間は10年間を想定しています。

整備、運営される施設には以下の条件が求められます。

 

• 既存の業務商業施設との相乗効果及び住宅との調和を図れる施設を整備すること。
• リバーモールと調和のとれた景観を形成し、当該地域にふさわしい施設を整備する
  こと。
• リバーモール側へのにぎわいの創出や開放性、視認性のある施設とすること。

現在、対象地にはオリックスが契約し運営をエスクリに委ねたブライダル施設「ア・ラ・モードパレ&ザ・リゾート」が営業しています。新たな契約事業者は現状のまま土地を引き継ぎ、建物を活用するか、解体して新たな施設を建設するかの選択肢を与えられますが、建物を引き継ぐ場合、土地の引き渡しから1年以内、新たな建物を建設するなら3年以内に施設の開業が課されられます。

 

南北にスパンのある土地に現在は複数の建物が並びます。既存建物を引き継ぐ場合、基本的にブライダル施設としての営業が継続される事になるでしょう。新たな建物が建設される場合も、低層建築が条件となります。

もし新たな事業者が決まらない場合、既存の事業者が運営を継続するようです。

六甲アイランドでは、大型商業施設のファッションプラザRinkのリニューアルに伴う本格的な営業再開が控えており、街に賑わいが戻る期待が高まっているだけに、近接したこの土地に更なる集客施設が開業すると、相乗効果も得られるだけに、事業提案の有無や内容に注目です。

提案申込受付期間は来週いっぱいを予定しています。