布引アパート跡地

UR布引ビル・イスズベーカリー本社跡地は駐車場による暫定利用が確定 再開発のタイミングを見計るか 2025年頃が目処?



加納町3丁目交差点に面して立っていた最大の建物であったUR布引ビル及びイスズベーカリー本社ビルの解体跡地はやはり一旦は駐車場としての暫定利用を開始する事が確定しました。



敷地が全面的にアスファルト舗装が施されました。短期間想定に用いられる砂利パーキングではないので、一定期間の駐車場化は免れない様相です。



敷地外周にはフェンスも設けられている途上でした。



2,000平方メートルもしくはそれ以上ある敷地なので、収容台数のキャパシティも大きいでしょう。都心開発が進み始め、ここのところパーキング利用されていた土地にビルが建ち、パーキングが減っている状況にある中、大きな駐車場ストックが供給されそうです。



舗装まで行うのであれば、少なくとも数年単位での暫定利用を見込んでいるものと思われます。ただこれだけの土地を駐車場経営の為に取得する事はないので、高度利用の計画を検討する及びタイミングの見極めを行う期間に充てられるのでしょう。



問題はその時期です。同様に既存建物解体後にパーキング利用に移ったハーバーランドのアニヴェルセル跡地を保有する三菱倉庫。コロナ禍の収束に伴い、人の戻りによる駐車場不足を新たなパーキングで補う形となり、収益を上げられるようになっており、こうしたケースは開発にまで時間を要します。

この駐車場についてはどうでしょうか。料金がリーズナブルであれば需要が高い事は、この南側にあるパーキングで実証されています。

高度利用についての一つの目処はやはり万博開催及び神戸空港機能拡大の年である2025年でしょう。この後の動向でこの土地を含む様々な開発用地に変化をもたらす可能性が高いと思われます。



敷地の形状が類似しており、用途も適している点で、先日開業したばかりのは阪急西宮ガーデンズプラス館がひとつのベンチマークになるのではないかと思っています。テナント、オフィス、住宅が揃うこのビル。前進のUR布引ビルもテナントと住宅の複合ビルでした。



交差点周りの開発は一旦は沈静化し、この敷地の開発が本格的に始動するまでは、また落ち着きを取り戻しそうです。



加納町TAKAI B.L.Dは竣工から少し経ちました。少しずつ入居が始まっているようです。1階の店舗区画はまだテナントは入っていません。



交差点の南西側でも更地やパーキングになっている土地があります。UR布引ビル跡地の開発が始動すれば、これらの暫定利用もしくは未利用地にも影響を与えるのではないかと思われます。

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