今年11月に80億円を投じたリモデルの完了を目指す神戸阪急。昨年の夏に新館のリニューアルを終えており、現在は順次、本館の改装を進めています。既に地下1階から地上4階の一部までのリニューアルが終わり、更に上層階の改修が進められています。
5月末にオープンした5階のライフスタイルワールド。キッチン用品や食器を提案する自主編集売場です。5階のフロアを中央部を占有しています。
特にはスヌーピーの「ピーナッツ」がテーマのライフスタイルショップ「ピーナッツ ライフ&タイムズ(PLT)」は目玉の売場となっており、フロアに華やかさを加えています。
本館5階の残りフロア東側部分はまだ改装工事が行われています。
5階は無印良品のある新館との連絡通路にも直結した集客性の高いフロアです。
この5階は明日8月23日(水)に全面リニューアルオープンを迎えます。「Affection for Life」をテーマに、複数のベビー・キッズブランドを取り揃えたフロアとなる模様です。
リニューアル終わったフロアやエリアはそれぞれ非常に華やかになり、ようやく百貨店らしさを取り戻したように見受けられます。
6階については、ほぼ全面的に閉鎖されているフロアとなっており、リニューアルオープン後のインパクトも大きいものと思われます。
営業しているのは飲食店のみでした。
6階についても明日のリニューアルオープンを予定。テーマは「Feel the Wind」。カジュアルファッションブランドを多く集結したフロアになり、デニムを取り扱うブランドを複数誘致している点が特徴となっています。
なかなかフロア毎に入念な構成が塾考されている感が伝わってきます。建物本体の建て替えには至っていませんが、中味の改装度合いは実質、建て替えに相当する内容です。
更には7階のメンズフロアについても同時のリニューアルオープンを予定。スキンケアを中心としたメンズコスメやユニセックスブランドを導入し、非常に先進性を追求したフロアになりそうです。
5-7階が一気にリニューアルオープンを迎える明日。神戸阪急のグレードアップが一気に加速します。
更には、関東の話題の書籍店「有隣堂」が神戸阪急内に関西初出店するという発表も行われています。どのフロアにオープンするのか明らかにされてはいませんが、恐らく本館なのではないかと思われます。新館の紀伊國屋が退店し、さんちかのジュンク堂も閉店した為、駅前エリアに書店が不足していましたが、新たなブックストアのオープンは歓迎すべき事です。
神戸阪急は、神戸らしさを追求し、ターミナル百貨店でありながら、地域密着性を高めたリニューアルを進めています。インバウンドは強くは狙わず、個性を強めた中で快適な空間と時間の提供に主眼が置かれ、ひいては広域圏からの集客に繋げていく戦略で大丸との差別化を図ろうとしています。これらのリニューアル効果で年間売上は目標の440億円を突破して、500億の大台回復を狙って欲しいと思います。
神戸阪急本館5〜6階のリニューアルオープンは明日8月23日(水) 更に個性を強めたフロアが魅力
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