リニューアル工事の進む地下鉄新長田駅。来年3月末の完成に向けて着実に工事は進捗しており、既に6割方はリニューアルを完了しているものと思われます。
地下鉄海岸線と接続する西側通路もリニューアルがほぼ完了しました。
通路北側の壁にはドット柄のグリーンのパネルをあしらい、一部は既存の煉瓦壁を残しているパッチワークデザインとなりました。
漠然と格好良いと思うのは、この天井パネル。ダクト用なのか、それともデザインなのかは分かりませんがスリットが設けられており、丸味を帯びた造形がSFチックです。
海岸線の通路と西神山手線の通路の比較。新旧逆転といったところでしょうか。
コンコースの天井パネルの取り付けも開始されています。残念ながら柱の改修は未だ開始に至っていませんでした。柱が変わると、ガラリと印象も異なるでしょう。
コンコースにもワープ状のライン照明が採用されています。
改札内にも同じデザインの照明とパネルの取り付けが開始されました。
東側通路奥のコーナー周りはまだ工事が続いています。
柱周りのパネルはまだ取り付けられていません。こちらは工事を進めながら資材ヤードを兼ねている模様です。
薄暗かった改札内ですが、明るくなりました。内部にアルミ素材のシート(断熱材?)が入った事で反射によって暗さが解消されました。
ホームの印象も大きく変わりました。
三宮方面行き側の壁のパネル設置が完了し、見違える程、美しく近未来的に変わりました。
光沢のあるパネルは汚れも付きにくく、清掃も容易かと思います。
リニューアルされている新長田駅と他駅のギャップが非常に大きく広がっています。
JR駅との連絡階段・エスカレーターの改修も行われています。
階段の半分のリニューアル工事は完了。滑り難い石材をステップに採用。壁はグレーに塗装したパネルで覆い、二段式の手摺りも取り付けられました。残る階段やエスカレーター周り、そして天井のリニューアルも進められるものと思われます。
リノベーション神戸・地下鉄新長田駅大規模改修工事 リニューアルの進捗率は6割強あたり?
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この工事には結構期待していたんですが、最近になって残念だなと思うポイントがいくつか見えてきました。
まず1つ目は皆さんがおっしゃられているように床が張り替えられないという事です。
レンガの床は確かに頑丈ですが、明るい色調の壁とマッチしていません。LED照明になれば多少見え方も変わるかなと思いましたが、あまり変わってないように感じます。追加工事をしてまでも床を更新するべきです。
2つ目はコストカットが見える部分で行われているという点です。
西神山手線と海岸線の改札内連絡通路は、照明のLED化と天井や一部の壁が張り替えられただけで作業が終了してしまいました。ホコリまみれになっているベージュと緑の壁はそのまま残すようです。
折角ホームの壁は綺麗なのに階段に入った瞬間汚くなるというのは何ともみっともない話だと思います。せめて上からダイノックシートを貼るべきです。
また、ホームの壁も当初イメージパースでは光っていましたが、照明は埋め込まれず鏡の棒に変更されました。おそらく照明の反射で光っているように見せたかったのでしょうが、人間くらいの高さから見ると暗い線路の床を反射して真っ黒に見えます。これならいっそ無い方がマシな気がします。
緑色のデザイングラフィックシートもつやが無く単色でチープな素材感ですし、このままの感じで行くと、柱もシート貼っておしまいな感じがしてきます…。
板宿駅もまもなく工事が開始されますが、このような事にはならないよう切に願っています。どうせ工事するなら中途半端にケチケチせず、大胆に行うべきです。
長文失礼いたしました。