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サンケイビル率いる神戸須磨 Parks + Resorts 共同事業体は、須磨海浜水族園・海浜公園で建設中の新施設にの名称ついて、「神戸須磨シーワールド」に決定した事を発表しました。また新施設の開業を2024年春から改め、若干後退の6月に変更するとしました。
この発表に合わせて、施設のロゴも発表。
新水族館施設と共に建設中のホテル棟については、「神戸須磨シーワールドホテル」と正式名称を決定。宿泊施設の開業も水族館と合わせて6月になる予定です。
更には園地内西側の須磨海浜公園内に整備中の3棟のにぎわい施設については、神戸須磨シーワールドに先行して、今年9月に開業します。これらの施設の管理運営は大和ハウスリアルティマネジメントが担う事に決定しました。しかしながらこれまで想定されていた施設内容からは大きく転換される模様です。
3棟の内、最も大きな施設であるA棟には、以下3事業者が進出します。
- カレイドジャパン: カフェレストランを運営
- スターバックスコーヒー: スペシャルティコーヒーストアを運営
- ムラサキスポーツ: スポーツ用品物販店の運営・スポーツ教室開講
キャンプ体験レストラン、グランピング体験施設等としていたB棟にはレッドロブスターが出店し、シーフードレストランを開業。
海の街にたたずむボートハウスをイメージしたレストランカフェとしていたC棟には、ポトマックが出店し、バーベキューカフェレストランを開く予定です。
グランピング施設の開業を楽しみにしていたのですが、工事の様相からはその気配が見られなかったのでもしやとは思っていましたが、撤回されてしまったとなれば、少し残念です。街中に近い立地条件では、テントでの宿泊施設は雰囲気や防犯面でも課題があったのかもしれません。
にぎわい施設は飲食店がメインの構成となりますが、無難に集客するには間違いない布陣と言えるでしょう。須磨海浜公園には3施設を整備した訳ですから、東遊園地もにぎわい拠点施設の数は増やせるのではないかと思います。
新施設の開業が1年後に決定し、いよいよ須磨海浜水族園のシンボルだった三角屋根の本館解体が開始されます。長い間、お疲れ様でした!
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東遊園地の賑わい施設については、あくまで公園としての
利用価値を高めるものであって、そちらが主に
なってしまっては本末転倒なのかもしれません。
大阪・中之島公園も園内に入居している飲食店は
1店舗のみであり、来園者の憩いの場としての
雰囲気を崩さない配慮はしているので、
これらの事例を参考にしているようにも思えます。
市民にとり耳障りの良い施設整備を打ち出して許認可を下ろし、結局は単純な大和の店舗リーシングですか。なんだかなぁ。この手法はいただけませんね。
元々、グランピングも下火だし、知育支援施設や子供向けブックカフェも耳障りは良いけど民間ベースでやると収支は合わないと思いました。
こういうことをしなければ都市公園内で飲食業店舗や物販店舗を開業する事は難しいのかもしれませんが、コンペ参入者を絞り込むため方便にも思えます。こべるんさん既報の通り須磨プラザ跡地の活用に関するコンペが不調に終わったのを見てもわかるように制約の多い都市公園・風致地区内で事業収支を合わせるのは難しいのでしょうが、ここは最新の大規模集客施設横の排他的な海浜にある超一等地、大きな安定した集客を見込めるし普通であれば成功するでしょう。
多くの市民や観光客にとってもレストラン等が充実している方が良いとは思いますが、やはりこのやり方は腑に落ちないなぁ。