ポートアイランドII期

躍進する医療産業都市 続々と新プロジェクト始動!

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ポートアイランドII期地区で整備が進められている日本最大のバイオクラスター「神戸医療産業都市」の躍進が続いています。iPS細胞やSTAP細胞等、理研を中心とした研究成果が次々と紙面を賑わす中、日本の医療産業研究拠点として神戸の名も着実に名を馳せ始めています。

追い風が吹き始めた中、進行中の数々のプロジェクト群も本格的に工事が開始されています。

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県立こども病院もそんなプロジェクトの一つ。大林組、鴻池、大鉄工業の三社JVで建設を進めます。

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現在は敷地内の掘削工事が大規模に進行中です。工事期間は27年11月末まで。地上7階建て、免震構造を備えた290床の大型病院になる予定です。

またこの敷地内の南側には県が小児がんに重点を置いた粒子線治療施設を整備する予定です。近接する神戸低侵襲がん医療センターと連携します。

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これらの施設の整備には約1.1ヘクタールの敷地はポートアイランド南公園の東側が充てられました。

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こども病院の敷地外の公園エリアも現在封鎖されており、改修工事が進められています。

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こども病院に近接した敷地では神戸国際医療交流財団が伊藤忠メディカルプラザを建設する予定です。伊藤忠商事が同財団に寄付した5億円を財源に整備される施設で、国内外の医療関係者に最新医療機器の使用法の研修を行ったり、企業研修の場を設けます。

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建設予定地は中央市民病院と県立こども病院予定地の間の土地ということで、10月の完成を目指してすでに起工式を終えたのこと。場所がいまいち特定できないのですが、IKEAの西隣の敷地でも何やら大規模な土地造成が進んでいます。

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数多いプロジェクトの中でも目玉となっているのが、神戸国際フロンティアメディカルセンター。

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すでに鉄骨立方が完了しています。生体肝移植を含む消化器疾患治療の専門病院で今年7月のオープンを目指しています。

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iPS細胞を活用した臨床も開始されている事が神戸の大きなアドバンテージになっていますが、神戸市はiPS細胞を使った目の網膜の再生医療施設「神戸アイセンター」を整備する方針です。同センターは研究や病院、リハビリ、細胞培養の機能を一体化した施設となる予定で、2015年着工、2016年の完成・開設を目指します。

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近隣地区でも大規模な建設工事が始まっています。神戸市民病院機構が建設している新港島職員寮です。地上9階建 RC造の建物になります。

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スーパーコンピューター「京」へと続くプロムナード沿いでも今後、更に開発が進む予定です。まずは3月に着工を予定している理化学研究所の産学連携の研究拠点である「融合連携イノベーション推進棟」。

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地上8階建の建物で、広さ50平方メートルの研究室を54室設け、理研と企業が合同チームを組んで入居。将来的には企業同士の研究チームも入居を認められるという画期的に施設となります。

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近接地区ではエーザイの100%出資子会社であるカン研究所の本社・研究所が完成間近です。

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プロムナードとポートライナー軌道を挟んだ神戸国際ビジネスセンターには大日本住友製薬とバイオベンチャーのヘリオスが合弁で設立した「サイレジェン(資本金5,000万円)」が本社を構えました。同社はiPS細胞を用いて目の病気を治療する医薬品の共同開発を行います。また製造設備を神戸に設置することも検討されているようです。

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京の後継機とされるエクサ級スパコンの建設地は現行施設の南側の土地が有力視されています。ちなみに新施設が稼働すると、消費電力の問題で現行の京を同時稼働させることはできないそうです。

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この誘致を確実なものとする為、市は開発拠点を担うビルの建設を計画しています。次世代スパコンの開発者チームが使う「受け皿」となる新ビルは京コンピューター前駅の北側です。

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京の隣接地では、国内29の企業と大学が、副作用の少ない次世代の抗体医薬品の研究開発を目的とした次世代バイオ医薬品製造技術研究組合を設立し、研究施設や実証プラントを建設する計画です。

また先日、国家戦略特別区域法案が閣議決定され、神戸もこの特区に認定される方向です。国家戦略として神戸の医療産業都市がお墨付きを得たことになるので、今後、ますます加速度を上げて開発が進められていくものと思われます。神戸空港の規制緩和にも結びついていくかもしれません。



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