6年の長期工程を経て遂に全区間の整備工事が完成を迎えようとしている葺合南54号線道路改良工事。今月末に完工を予定しています。
葺合南23号線との交差点から国道2号線までの最終区間が葺合南54号線として採用が統一されたデザインのインターロッキング舗装ブロックによって埋め尽くされました。
交差点周りの整備も完了し、葺合南23号線以北との連携もバッチリです。
以前までは古びて変色していた煉瓦調のインターロッキングブロックでしたが、明るい色調のブロックに刷新されて雰囲気が大きく変わりました。
すでに整備が完了している北側も完成から6年が経過していますが、舗装ブロックのフレッシュ感は失われておらず、耐久性や汚れに強いブロックである事が証明されています。
この通りに共通して採用されているデザイン街路灯。
葺合南54号線は通行する車両のスピードを抑制する為、全区間に渡って蛇行する形で歩道幅が場所によって大きく変化する形状になっています。
また葺合南54号線やフラワーロード等、都心エリアでイチョウ並木を採用している道路は現在、並木の再生プロジェクトが進められています。以前から私はこの並木のみすぼらしさを嘆いていましたが、この願いが通じたのか、このプロジェクトが始動しました。イチョウが美しく生まれ変わり、大阪・御堂筋のようなイチョウ並木になる事を期待しています。
ワコーレシティ神戸三宮前の歩道も美しく整備されました。
東側の歩道もほぼ全区間の整備が完了しています。
今回の再整備に伴って、神戸商工貿易センタービル前のタクシープール用の屋根のリニューアルや舗装も統一した方が良いかもしれません。
葺合南23号線との交差点付近の東側の歩道は最も幅員が広くなっています。
以前は歩道の端にあった案内図は歩道の中央に位置する形に変わりました。
このコーナー部の工事が完了が、この整備工事もようやく終わりを告げる事になるでしょう。
葺合南54号線の再整備は一旦、この最終区間で区切りが付くものと思われていましたが、中央幹線から神戸国際会館前までの最北端部の区間はまだ手付かずで残されています。
この3月中に葺合南54号線交差点改良工事の発注入札が予定されています。交差する葺合南34号線の南側の歩道は既に整備が完了しているので、工事の対象は交差点北側の車道や歩道でしょうか。どのような工事になるのか判明するのが楽しみです。
今回の最終区間の工事で沿道沿いの建物も格上げされた感を得ます。竣工から54年を迎えた日本最古の霞ヶ関ビルに続く歴史を有する超高層オフィスビルですが、まだまだ現役で神戸経済を支えています。
市外から本社や拠点を移してくる企業の多くはこのビルに入居する例が多く、来神企業の受け皿として機能の果たしています。
バスターミナルビルやJR駅ビル、市庁舎ビルの完成後にはこれらに移転してくる企業が増えるのでしょうか。
ベイシティタワーズ神戸WESTの竣工に伴い葺合南54号線沿いのマンションギャラリーは閉鎖。解体が進みます。
以前のようにコインパーキングに戻るのか、それとも開発が始まるのか。出来れば単独開発は控え、背後の磯上プールと集約した一体開発が望ましいと言えます。
三宮再整備・葺合南54号線道路改良工事(その6) 最終整備区間の完成が近づく!国際会館前交差点工事も開始される予定
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