垂水

JR垂水駅前南側にJR西日本アーバン開発が店舗ビルを開発 2024年3月完成予定



リノベーション神戸の拠点駅として駅前の再整備や再開発が進行するJR・山陽垂水駅周辺ですが、プロジェクトの殆どは駅北側に集中しており、2号線との間の僅かなスペースとなる南側は駅前広場はあるものの、雑居ビルが所狭しと並んでいるのみです。



しかしながら市の再整備計画は今のところ存在しないものの、建て替えに入っているマリンピア神戸の玄関口にもあたる南側は今後の再開発によるポテンシャルは高いと言えます。

駅を出て東側にセブンイレブンが営業していますが、この土地を含めた後背地はJR西日本が保有しています。



駅高架に沿って現在は時間貸しパーキングとして使われている敷地面積912平方メートルの土地ですが、JR西日本がこの土地の開発に乗り出すようです(プチ情報垂水さん、情報提供ありがとうございました)。



既に建築計画のお知らせが掲示されていました。計画されている建物は地上4階 延床面積979.25平方メートルの店舗ビルで、建築主はJR西日本アーバン開発です。

JR西日本アーバン開発は、JR西日本のグループ会社で主に兵庫県内の駅周辺で商業施設の開発・運営を行なっています。かつては神戸SC開発という社名でした。

直近では、同社は阪神御影駅前で御影本町NKビルを開業しました。また同社は地下鉄名谷駅の駅ビルのリニューアルも進めています。



今回の開発もNKビルの名称を与えられるテナントビルになるものと思います。ただ敷地面積が911.78平方メートルに対し、延床面積も同規模の979.25平方メートルというのが、解せません。建蔽率80%、容積率は400%の商業地区なので、最大で2,900平方メートルの建物の建築が可能な筈なのですが。



また現在、セブンイレブンの入った低層建物はこのままになるのでしょうか。



当該地はエキナカ商業施設のプリコ垂水や山陽垂水駅からの自由通路からもアクセスが可能です。



垂水駅周辺は商店街や再開発ビルも多く、賑わいがありますが、商業施設はいずれも垢抜けた印象はありません。唯一、エキナカのプリコ垂水のみが、大手チェーンのカフェや物販店舗をテナントに入れています。



新たに建設されるJR西日本アーバン開発の商業施設がどのような内容になるのか。ここに来て駅前で民間開発が進められるのも、リノベーション神戸による効果でしょうか。具体的な内容については同社からの公式発表を待ちたいと思います。着工は来月を予定、完成は1年後です。

関連記事
垂水

リノベーション神戸・(仮称)垂水駅前立体駐輪場・ロータリー整備工事が進行中 東西駅前広場で複合施設を建設

2023年1月13日
こべるん ~変化していく神戸~
垂水駅前では東西の駅前広場で再整備工事が開始されています。西側駅前広場前の平面駐輪場も仮囲いが設置され、立体駐輪場の建設工事がスター …
垂水

マリンピア神戸土地活用事業 優先交渉権者の決定 三井不とポトマックがラグーンをエンターテイメントゾーンに仕立てる

2021年11月27日
こべるん ~変化していく神戸~
垂水区のマリンピア神戸は三井アウトレットパーク マリンピア神戸・ポルトバザールやさかなの学校から構成される海辺のショッピングゾーンですが、土 …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です