江戸町にある神戸市役所旧4号館とその敷地が一般競争入札によって11億7,600万円で大阪の不動産開発会社セントラルシティへ売却されました。同社は一旦はここに住宅を主用途とした複合ビルの建設を計画しましたが、再度この土地を譲渡。譲渡先は神戸と明石でビジネスホテルを運営するルミナスホテル。
当ブログをご覧頂いているsirokumaさんの情報を得て、現地取材するとすでに建築計画のお知らせが掲示されていました。
お知らせによると、ホテルの規模は地上19階 高さ69.3ｍの高層ビルで来年1月10日から施工を開始し、再来年の年末に竣工の予定。来年早々の工事とは恐らく既存建物の解体工事期間も含めたものと思われます。
こちらがお知らせと一緒に掲示されている新ホテルの完成予想パースです。客室数等はまだ明らかになっていませんが、旧居留地の条例に基づき、低層階にはカフェやレストラン、テラス席等が設けられるようです。またホテル本体はセットバックさせて高層棟が周囲に圧迫感を与えないようにされています。これも居留地の景観条例に基づく措置だと思われます。イメージとしては伊藤町のホテルトラスティのような感じでしょうか。
当初は複合ビルとは言え、住宅中心の再開発という噂だったのであまり期待はしていなかったのですが、まさかのホテル開発になるとは朗報です。ルミナスホテルと言えば、市内ではJR兵庫駅前、そして西明石の2ホテルのみを経営する比較的小さなホテル運営会社ですが、都心の一等地に同社のフラッグシップホテルを建設するというまさに社運を賭けた大投資に踏み切るようですね。神戸ルミナスホテルはビジネスホテルとしてはあまり場所柄的に好立地とは言えないのですが、常に稼働率は高さそうです。駅南側に企業・工場群を抱える立地が奏功しているのでしょうか。
静かな佇まいを持つ江戸町筋ですが、同ホテルの開業後はテラス席での時間が楽しい賑わいのある空間へと変貌を遂げることを期待したいですね。
神戸市庁舎4号館跡地計画 -ルミナスホテル進出-
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旧居留地の賑わいが拡大されるのは喜ばしいことですね。エントランスの重厚感に期待します。兵庫のルミナスにはかなり前に一度泊まったことがありますが、当時のビジネスホテルとしては広い客室だと感じました。神戸のホテルは数年前までにほとんど泊まっていて、もうすぐ制覇かと思っていましたら、次から次へと新しいホテルが誕生しているのでまたまた課題が増えました。
地元の企業がこうやって都心にマンション以外で力を注いでくれることは本当にうれしいです。ほんとにホテルでよかった。
低層フロアのデザインいいですね。居留地でお茶をすることも多いので新たな選択肢が増えることに期待大です。
この土地が売却された時、また都心にマンションかと危惧しましたがホテルで良かったと思います。周囲のエリアの賑わいに寄与しそうですね。
それにしても向かいの神戸市役所「危機管理センター」とかですが、１階部分のなんと無愛想なこと。中がどのような機能か判りませんが（というか外から中が見透せずに拒絶的）もっと市民が入り易いオープンなデザインで、テナントとしてカフェを入れるとか出来なかったんでしょう。１階に防災展示室というのがあるようですが、外からは何があるのか全く判らないから入る気にもならないです。
危機管理センターも建設前は１階部分を街の賑わいに貢献する施設にすると言っていたんですけどね
今回のホテル建設は楽しみです
ちょっと洒落た落ち着いた雰囲気のカフェとかが出来ると嬉しいです