三宮中央通りの地下には地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅から大丸神戸店までを繋ぐ長い地下通路が整備されています。しかし人通りはあまりなく、有効的な活用できているとは言い難い状況が続いていました。
この地下通路と中央付近で接続しているサンクンガーデンこ三宮プラッツの整備が完了し、次に焦点を定めたのが、この地下通路です。
今春から三宮プラッツより西側のリニューアル工事を開始していましたが、遂にこの先行改修部分の工事が完了し、供用が開始されました。
リニューアルにあたって、通路を7つのゾーンに分け、各ゾーンの入口にはゲートを設けて、各ゾーンには異なるデザインを採用しています。
一番西側にあるGATE07の内部はライトグリーンのメッシュで覆われており、中もライトアップされて、近未来的な雰囲気があります。
サンポチカの新しい構内マップと新デザインの案内表示。今回の通路のリニューアルは美装化だけでなく、デザインをテーマとしています。
神戸をテーマとした、前衛的なアート作品が通路の壁に複数展示されています。
壁や天井を完全刷新したゾーンと、部分改修に留めたゾーンが存在します。
通路は地下駐車場の出入口としての役割も果たしています。
既存の壁のニッチを改修して、不思議な案内表示に仕立てました。
先に歩を進めると、全くデザインの異なるカラフルなゾーンに突入。ちなみに照明は全エリアに渡って、1本に繋がる吊り下げライン型シーリングライトを採用しています。中央より少しずらした位置の配置がミソです。
SANPOCHIKAの文字をあしらった壁のアートデザイン。天井も同じデザインで統一されています。
ゲートナンバーの付いていないゲートを抜けてもデザインが変わります。
こちらはプレーンでシンプルな通路です。
次のナンバー無しゲートは大きな幅が取られています。
壁から飛び出た丸太のような物はベンチでしょうか。
そしていよいよGATE06が近いてきました。
07と比べるとシンプルな造りになっています。
06からこれまで通ってきた西側を望みます。
06を抜けると、サンセンタープラザの地下階と繋がる生田ロードの地下通路と接続します。
サンセンタープラザとの接続通路も今回の改修対象でした。
カラフルなデザイン壁とライン照明が天井に連なります。
GATE05はサンセンタープラザの地下階との境界に設置されました。
振り返って、三宮中央通り地下通路方向を見た様子です。
生田ロードとの接続広場は壁が湾曲しており、壁材にはメタリックな金属加工パネルが採用されています。
基本的に以前よりも明るくカラフルになりました。心なしか通行する人も増えていたような気がしました。
ここから東側区間は改修工事に着手している為、通行禁止です。残り区間は10月にリニューアル工事を終える予定です。
さて残りの区間の改修完了後、三宮プラッツと連動して地下空間ににぎわいをもたらす事ができるでしょうか。
通りの地上部では、ダイワロイネットホテル三宮中央通りの1階に今月下旬にオープン予定のTREK Bycycle 神戸三宮が開店準備の内装工事を進めています。
2階はイタリアンレストランも営業しており、この建物は全てテナントも埋まって、通りのにぎわい創出に貢献を始めます。
通りました。無理とはわかっていますが やはり地下道沿いに店のウインドウが欲しいですね。私見ですが 以前の様に神戸アーカイブ写真が飾られている方が良かった気がします。
美装化も良いですが、通路としての利便性を先に上げてほしかったと考えます。
鯉川筋を北に掘削延伸して、阪神元町駅とつながれば利用者は倍増するのではないでしょうか。
以前神戸市に問い合わせたことありますが、鯉川(暗渠)を切削は無理と言われました。私は中華街或いは元町通まで繋げて欲しかったんですけど。
人通り少ないし、沿道のビルへの進入や地下店舗を認めなければ賑わいは出ないでしょう。雨の日くらいじゃないかな。
もったいないし浜側か山側のどちらか一方を利用してフリマ利用したらどうでしょうか?人が集まればサンクンガーデンや三宮プラッツの認知度が上がるし、コンサート・イベント利用者が出てくるでしょう。相乗効果を持たせる仕組みを作らないとただの通路では賑わいが産まれないは、メトロ神戸を見れば明らか。