先週、リモデル計画の概要が発表された神戸阪急。80億円を投じて本館、新館のほぼ全フロアを刷新し、ターミナル百貨店として返り咲きを図ろうとしています。阪急阪神グループが同店を取得してから約3年を経て、ようやく阪急としての存在感を示す改革が進められます。
本館1階のルイ・ヴィトン跡の区画にから新館に掛けて仮囲いが連続しています。路面店型高級ブランドの出店区画に位置付けられていますが、読者の方の情報では、一区画に「バレンシアガ」の出店が決まっているようです。
新館1階はこれまで1フロアではありませんでしたが、これを連結する工事が進められているようです。この仮囲いにあるキャッチフレーズが貼り出されました。
「神戸阪急」ではない。「神戸の阪急」になるのだ。
このメッセージは「地元神戸のお客様と素敵な神戸暮らしを共創していく百貨店に生まれ変わる」という想いが込められています。
阪急百貨店は三宮の旧駅ビルに長年、出店していましたが、デパートと位置付けるには小型の店舗であった為、ハーバーランドでのフル規格であった神戸阪急は悲願の出店でした。しかしこれは振るわず、惜しまれながらも撤退。阪急電鉄は地元の足でも、阪急百貨店は神戸にはなかなか馴染んでいませんでした。
ようやく本丸・三宮に店舗を構えられた阪急。これからが本当の腕の見せどころでしょう。
新館のこれまでのロフトのエントランス周りの改修工事も始まりました。この北側周りはどのように落ち着くのでしょうか。
まだロフトのエントランス看板が残っています。新館の難しいところは、異なる地権者によって2棟構成になっている点です。これが建て替え時のハードルにもなる可能性があります。
本館、新館の建物を覆うサイディング材はかつてのそごうのトレードマーク的なデザインであり、阪急らしさは微塵もありません。しかし内部の改装によって、地域1番店の座を大丸から奪取する意気込みを持って、梅田阪急という伊勢丹新宿店に次ぐ全国トップの百貨店を擁する阪急の力を見せつけて欲しいところです。
「神戸阪急」ではない。「神戸の阪急」になるのだ。
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このタイミングで模樣替してしまったら当分建替えないんだなと思うと残念です。
10年後に着手かと思います。それまでは現在の店舗で神戸のポテンシャルを計る事になるのでしょう。今後を考えると、頑張って大丸に迫って欲しいと思います。
新規店舗の情報ですが、アパレル求人サイトを探したところ「メゾンキツネ」というアパレルブランドがニューオープンするようです。
大阪、京都には既に店舗があり、ついに神戸にもオープンするようで、楽しみですね。
メゾンキツネが入るのですね。新進気鋭の高級人気アパレルブランドかと思います。他テナントの動向も気になりますが、今回のリニューアルは阪急も本気ですね。
新館の阪急の売り場を増やしたという事は、将来の建て替えのときに、本館、新館の解体・建設を時期をずらす事が可能になり、休業する売り場を出来るだけ少なくし、売上激減を防ぐ手立てで、着実に建て替えの計画は進んでいると思います。
どっちにしてもJR三ノ宮駅ビルの成否を見てからの建て替えになりますので、10年以上先でしょう。
ただ、JRも7年後ですので、あえてJR完成時期にぶつける戦略もあるので予断はできませんね。
阪急は梅田の再開発を発表したので、千里中央もありますし、これらの完成までは三宮に手を付けられないかもしれません。建て替えはやはり10年後くらいからの着手でしょうね。。。