山からの眺望

神戸の見所: 神戸布引ハーブ園/ロープウェイ その① 都会から大自然へのスカイアプローチは眺望を満喫



最近はとても久しぶりに様々な施設を訪れる機会が増えています。先日のGWには約18年ぶりに布引ハーブ園に訪れてきました。年齢を重ねた上で訪れた同施設は以前とはまた異なった見方をする事ができると共に、その素晴らしさを再評価・再発見する事が出来ました。



ANAクラウンプラザホテル新神戸からのアプローチを経て、ロープウェイ・ハーブ園山麓駅に到着。営業開始時間直後に訪れたのですが、既に長い列が出来ていました。人気施設として健在である事に少し面食らいました。



エレベーターで階上に到着。ロープウェイチケット売場と乗り場内です。2010年に4ヵ月の営業休止によってロープウェイ、ハーブ園が一体的に改修されているので、駅舎内もリニューアルされています。



神戸布引ハーブ園・新神戸ロープウェーの管理運営会社はPFI事業実施によってリニューアル完了後の2011年4月から財団法人神戸市都市整備公社から神戸リゾートサービス株式会社に譲渡されました。

同社はアルピナリゾートマネジメント株式会社の傘下企業です。全国で複数のロープウェイ事業や観光施設、宿泊施設、レストランを運営しています。



やはり民営化された事が施設の魅力を大きく向上しているようです。ハーブ園にアクセスするアプローチとしてのロープウェイは都市型ロープウェイのような洗練感があり、公社施設だった頃とは一線を画します(2006-2010年は民間指定管理者業者に委託されていたようですが、経営難は大きくは改善されませんでした)。



ロープウェイ乗り場へのアプローチにもハーブの植木が置かれて、ワクワク感を盛り上げます。



リニューアル時の2011年に導入されたスイスCWA社製6人乗りゴンドラ。昨年、導入された六甲有馬ロープウェーの大型ゴンドラも同社製です。



スタイリッシュで内部からの視認性も高い小型ゴンドラに乗って約10分の空中散歩に出発です。



ハーブ園山麓駅を出発してすぐに新神戸駅前の高層ビル側が開けます。フラワーロード越しに三宮のビル街かウォーターフロントまでも見渡せます(今回は混雑時の相乗りだったので、席の関係上、南側の眺望はあまり撮影できませんでした)。



真下には新緑の中の美しい布引の滝もしっかりと見えます。



1460メートルの全長の内、途中で中間駅の風の丘中間駅を経由して、山頂に到達します。



緑の中に出現した風の丘中間駅が近づいてきました。



風の丘中間駅は蔦葉による壁面緑化が進行しています。まるで宮崎駿のアニメの中に出てくる建物のようです。



風の丘をも越えてロープウェイは更に標高を高めていきます。



このロープウェイをハーブ園から更に摩耶山まで東伸させる事が出来たら良いのにと思います。また生田川を南伸し、みなとの森公園を経由して、新港町、メリケンパークから神戸駅に到達する壮大なルートを実現して欲しいものです。



山頂が近づいてくると、ハーブ園の主要建物が視界に入ってきます。



布引ハーブ園山頂駅に到着です。ロープウェイはあくまでもハーブ園にアクセスする為の手段ですが、娯楽性の非常に高い乗物です。自然と都心を結ぶロープウェイとして国内では稀有の存在ではないでしょうか。是非とも前述の延伸を検討して欲しいと思います。



次回は10年も前に美しく楽しく生まれ変わっていたハーブ園内の様子をお伝えしたいと思います。

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