P&G本社の移転が予定されているJR三ノ宮駅前の三宮ビル北館再建プロジェクトがいよいよ始動します。暫定ビルの解体工事がいよいよスタート！建物周囲にはとうとう仮囲が設置されました。まさに待ち焦がれていた光景です。
解体及び設計・建設を担当するのは竹中工務店。最近は神戸都心の大型プロジェクトはすべて大林組が担当していたので、久々の大型案件受注です。
大型施設に取り囲まれていかにも不自然で不釣り合いな暫定北館。もうこの姿も見納めです。ご苦労様！
建築主である森本倉庫のリクルートサイトにはこんなCGが掲載されています。以前のサイトから北館と南館のツインタワー計画構想は掲載されていました。しかし景気後退から一時期、このツイン計画はお蔵入りして、サイトからもその表現は姿を消していました。そしてプロジェクトが具体化した今、再びツインビル計画が登場。
CG上では新しい北館は地上15階建の規模で、低層階はガラスに包まれています。
1月の報道及び公式発表では地上12階地下2階という規模でしたが、神戸市に提出された計画概要では地上13階下2階で高さ約65mということです。これが事実であれば1階分規模拡大に計画変更ということになります。従って隣接する南館(73m)にかなり肉薄する形となり、ツインタワーとして形状的にも大きさ的にも成立することになるのです。
地階-地上2階までの店舗フロアは上記パースのようにガラス張りになると良いですね(以前、公開されたパースでは南館とあまり違いはないデザインでした)。また進出するテナントも気になるところです。
大型ビルの新規供給となりますが、恐らくP&G社が丸ごと1棟を貸し切る形になるので、エリアに対する賃借オフィスフロア供給面積は店舗フロアを除けば0となるのかと思われます。
北館に続く新たな投資にも期待したいところです。
三宮ビル北館計画始動！暫定ビルの解体開始へ
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三宮ビル南館て意外に大きいですよね。
ただ大通りに面していないのと、形状が南北に長いせいで、それほど存在感が有りません。
（あの辺りは東西に移動する人が多いので）
今度新築される北館には低層部のデザイン及びテナントには期待したいです。
森本倉庫の所有する他のビルも、グレーを基調としたオーソドックスな無難なデザインが多く、
大きさの割にはあまり目立ちません。
北館は駅前の一等地ですので、ある意味三宮の顔の一つにもなる建物です。
昼間だけでなく、夜間でも界隈を華やいだ雰囲気にさせるようなビルにしてほしいと切に願います。
梅田の景観的に良いところは昨今の超高層ビルの乱立ではなく 中層ビルが壁のように駅前に立ちはだかり（いい意味で）遠景に高層ビルが見えるコントラストです 神戸から大阪に着いたとき JRであっても阪急であってもスローダウンしながら見る梅田の中層ビル群にはワクワクさせられます
三宮に欠けてるのは実は超高層ビルではなく 中層ビルの持つ重厚感かも知れません 実のある業務活動 実のある商業活動を彷彿とさせる無骨な中層オフィスこそ街の躍動感を表現できるのかも知れませんね
夢想家さん
南館は規模の割に目立ってないですね。大通り沿いであれば大型オフィスとして結構見映えするはずなのですが。ほぼそれと同規模になる北館は昼も夜も三宮に与える影響は大きいでしょうから、配慮のされた意匠、活用が求められますね。
ながたるんさん
三宮は通り沿いの建物の高さがいまいち揃っていないので街並みに連続性が無いことが一番の欠点かと思います。9-12階建の建物の中に突然2-3階の建物があったりしてこれが壁感を阻害しています。旧居留地は連続性のある街ですが、これを駅前地区にも求めていきたいですね。北館はこうした是正の大きな一環ですね。
仮囲いに完成予想パースが掲示されていましたよ。1.2階は残念ながらガラス張りということにはなっていませんでしたが、南館とデザイン・高さを揃え、三宮の顔の一つとして、周辺のビジネス街の風格醸成に一役買ってもらえそうです。
このフラワーロードの東側の通りには、Ｐ＆Ｇ、ネスレ、イーライリリーといった国際優良企業が並ぶことになり、南端には貿易センター、みなとのもり公園を擁し、だんだんと個性的なエリアになりつつあるように思います。
そして、期待の貿セン前の開発事業ですね。工事開始までは舗装せずに暫定的な駐車場として利用するようで、１日最大600円というお得な料金で営業を開始しておりました。