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神戸市と神姫バスはプレスリリースを発表し、神戸の都心とウォーターフロント地区を結んでいる連節バス「Port Loop」の新神戸駅への延伸及び都心循環観光バスの「シティループ」の運行を4月1日(金)より開始します。
Port Loopの新神戸への延伸は三宮からフラワーロードを北上し、新神戸駅を経由して、生田川右岸線を南下して三宮に戻るというコースが設定されています。
この延伸に加えて、コース上に6箇所の停留所を追加します。
追加される停留所は以下のとおり。
- 三宮センター街東口
- メリケンパーク
- かもめりあ
- 市役所・東遊園地前(南行)/東遊園地前(北行)
- 新神戸駅
来年度の予算案には更に神戸駅への延伸検討も含まれており、将来のLRTトラムが導入されるルート設定の検証的な目的も含まれているのではないかと思われます。
そして3月31日を以って解散される神戸交通振興株式会社の事業終了と共にバス路線「シティーループバス」「山手線」の運行も神姫バスが引き継ぎます。
真の民営化が行われるシティループ。ダイヤ改正も実施され、増便されると共に平日・休日問わず、共通ダイヤに変更。全便が新たに京町筋停留所に停車するようになり、新港町等のPort Loop との連絡停留所の設置によって双方の乗り換えが可能になるように設定されます。一部の便は神戸空港や神戸ポートピアホテルへも延伸されます。二つの都心環状バス路線の運営を一体化する事で利便性が向上し、相互連携・相乗効果が生まれる事が期待できます。
神姫バスは路線バス、シティループ、Port Loopの3つのバス路線網によって都心地区を網羅します。重複区間も発生しますが、利用者はどちらも乗車する事が可能であれば、便数増という形で恩恵を受け、利便性が高まります。
神姫バスはPort Loopの整備を含め神戸での営業強化を図る為、昨年にポートアイランドに神戸営業所を新設しました。シティループの事業譲渡も神戸での事業拡大戦略の一環です。同社の神戸シフトが鮮明になっています。一方、姫路駅前に山陽電鉄と共同で建設した再開発ビルに本社を構える同社ですが、昨年、保有部分を山陽電鉄に売却し、27億円の利益を得ました。床は賃貸借契約を結んでそのまま継続使用しています。姫路駅前では姫路ターミナルスクエアやキュエル姫路等の商業ビルも開発・保有する事でデベロッパーとしてのy策割も果たす神姫バス。神戸への事業強化によって、今後は同社の三宮や元町での不動産事業への参画検討にも期待したいと思います。
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