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2月14日に遂にオープンを迎えた西神中央へ移転した新西区総合庁舎。オープン特集Part2では、この新庁舎の最大の特徴である3階ひろばデッキの様子をお伝えします。
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大屋根で覆われた巨大デッキ
まずこのひろばデッキの頭上を覆う大屋根に圧倒されます。金属とガラスの屋根の内側を木材のルーバーで覆い、中央部は自然光を採り入れた大屋根は2層吹き抜けの高さの位置に取り付けられており、開放感に溢れています。
デッキひろばを南側から見渡します。広々とした空間にデッキである事を忘れさせます。
このひろばデッキが建物内でも最も木材の使用量が多い場所です。兵庫県産の天然素材が多用されています。
木材の水平と垂直の線が織りなす造形美。非常に美しい空間が広がります。庁舎エントランス横の吹き抜け空間はアルミカーテンウォールならぬウッドカーテンウォールで覆われている言うべきでしょうか。
エントランスドアも大きな天然板ドアが採用されています。
とにかく気持ちの良い空間で気候の良い季節には市民や来庁者の憩いの空間として大いに活用出来るのではないかと思われます。
広場に面した箱の部屋
ひろばデッキに面して様々な部屋が設けられています。この部屋は「おやこふらっとひろば」と思われます。
取材日に唯一、入室が可能だったのが、ひろばデッキに面したこの小部屋です。
ドリンクコーナーとされた小さな部屋で新築の木の香りが漂う落ち着いた空間でした。
美しいウッドベンチ空間
デッキの通路脇には様々なオブジェ状のベンチが数多く設置されています。
市民や来庁者、職員が憩いの場・集いの場としての利用が期待できます。ひろばデッキにカフェでもオープンすると、この空間もより賑わいのある場所として重宝されるのではないでしょうか。
とにかく広々として開放感のあるスペースです。やはり新築の建物は気持ちが良いですね。ワクワク感にも溢れています。
この建物は新しい公共建築の形を体現しているのではないかと思います。
折角こんなに素晴らしい建築を造ったのですから、今後、このひろばデッキをいかに有効的に活用できるか。西区や周辺住民、そして来庁者の手腕が試されるところです。
やはり週末や休日にも活用する方法は検討されるべきかと思います。大屋根によって全天候型のスペースなので、週末には西区で採れた農産物のマルシェの開催等、イベントが開かれたりもして欲しいですね。
デッキへのアクセスはスカイブリッジ
ひろばデッキの先には渡り廊下を経由して、プレンティの立体駐車場の3階に接続します。
プレンティ駐車場からゲート越しにひろばデッキを眺めた様子です。
ひろばデッキの反対側はプレンティ・ダイエー棟(イオンフードスタイル)の3階に連絡します。
新設された長い連絡ブリッジは両サイドがガラスで非常に明るく眺望も開けています。
デッキ横にはエレベーター塔も新設され、バリアフリーでのアクセスが徹底されています。
西区総合庁舎は非常に良いデザイン・設計でまとめられた新庁舎です。来庁者は目を見張る事は間違いありません。この新庁舎の完成を皮切りに西神中央の大変革が始まりました。駅周辺では公共施設、商業施設、広場が今後、続いて本格的にリニューアルを迎えていきます。住民も変わりつつある駅前に期待感を持って変化を楽しんでいるように見受けられます。リノベーション神戸の急先鋒として、人口減少に歯止めを掛け、活性化と流入人口の増加に弾みを付けられるか。いよいよその真価が問われ始めます。
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