新港町再開発地区で建設されている建物群を地上2階レベルで連絡する歩行者デッキネットワークの構築が進められていますが、ようやくその大半が完成し、臨港道路を跨ぐ歩道橋を含めて供用が開始されました。

ベイシティタワーズ神戸WESTの南側に設置された階段です。

まだ両側を仮囲いに挟まれた状態での供用開始となりました。

階段のステップは鉄板仕上げのままです。これはまだこの階段が仮設である事を物語っています。

仮設階段を上がると、エレベーターのある踊り場に出ます。この踊り場はデッキの他部分と同様の仕上げが施されているのでこの場所から本設である事が分かります。

踊り場をエレベーター側から見た様子です。

更にエレベーター横に階段が連なります。

その階段を上がると、デッキ上に到達します。

デッキは二方向に伸びる形になっています。

エレベーターはデッキ上の3階、踊り場の2階、地上1階の3レベル構成です。

臨港道路に沿って伸びるデッキはGLIONアワーズビルの2階に連絡しています。

そしてデッキは直角に曲がって、駐車場棟へ北伸しています。

駐車場棟の2階レベルに接続。これでようやく駐車場棟から他施設への連絡がスムーズになりました。

このデッキはベイシティタワース神戸WESTの2階にも接続予定です。

もう一方向は神戸ポートミュージアム方面と連絡する臨港道路を跨ぐデッキです。

ゆくゆくは電線も地中化されて視界も開けたデッキになります。

デッキ中央部から見渡すメリケンパーク方面の開けた景観です。

デッキ中央部から見渡す新港町の再開発地区。今後も近未来的な景観が東側に拡大していく予定です。

このデッキが渡れるまでに鉄骨の橋桁の架橋から実に約1年を要した事になります。KPMの開業タイミングでの供用を予想していましたが、3ヵ月遅れの完成となりました。

デッキの支柱の一部はベイシティタワーズ神戸WESTの敷地内にある為、まだ仮囲いの中に含まれています。このタワーマンションが竣工すると、歩道も大きく拡大する事になり、開放的な空間が生まれます。

歩行者デッキの最終仕上げはベイシティタワーズ神戸WESTの南西側に整備される緑地広場「ベイコート」の構築と接続です。同タワー1階の店舗前に広がる緑地はにぎわい拠点としての役割を果たす予定です。

ベイコートとデッキは前述の踊り場部分からスロープや階段によって連絡する事になります。完成時期は来年の春頃になる予定です。

集客施設と駐車場棟が2階レベルで繋がった事によって利便性が高まり、施設間の回遊性も高められました。今後、このデッキは南側の緑地部分から第2突堤方面に延伸される可能性もあります。またGLIONアワーズビルの東側からも更に拡大される事も考えられるでしょう。新港町の再開発と共に成長が期待できるデッキネットワークです。
三宮新港町計画 ・歩行者デッキネットワークの構築が終わりに近づく 臨港道路上の歩道橋供用開始 駐車場棟とKPMが繋がる
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