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竣工まで残るところ約5ヶ月に迫った神戸市役所本庁舎3号館跡に建設中の新中央区総合庁舎。11月末には鉄骨工事が完了していました。現在はタワークレーン2機の内、1機は撤去され、もう1機も一回り小さい機種に置き換わっています。
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プロジェクト概要
(仮称)新中央区総合庁舎建設工事
所在地 神戸市中央区江戸町97-1ほか
事業者 神戸市行財政局
敷地面積 3,597.22㎡
建築面積 1,880.71㎡
延床面積 19,341.98㎡
階数 地上13階 地下1階
用途 事務所、集会場、駐車場
建物⾼さ 52.78m
構造 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
設計者 日本設計/神戸市建築住宅局
施工者 大林組・神鋼興産建設JV
竣工予定 2022年6月30日
旧居留地の街並みに調和するデザイン
建物低層部は、歩道と一体となった歩廊状のオープンスペースや1階ロビーの様子が見渡せるガラス張りの大開口、石貼り風の外壁仕上げなどにより、旧居留地の街並みに調和する開放的で上質なデザイン。
水平性を強調した落ち着きのあるデザイン
中高層部は、外部吹抜と重層したデッキにより、日射負荷の軽減と内部からの眺望を両立させた、水平性を強調した落ち着きのあるデザインとし、向かい側の市役所1号館との色彩的な調和にも配慮。
自然の潤いや温かみを感じられるデザイン
デッキの軒裏には木材を使用し、低層部の軒先や屋上では緑化を行うなど、都心のオフィス街で自然の潤いや温かみを感じられるデザイン。
建設状況の様子
遂に基壇部の一部が姿を現しました!
低層部は、歩道と一体となった歩廊状のオープンスペースや1階ロビーの様子が見渡せるガラス張りの大開口、石貼り風の外壁仕上げなどにより、旧居留地の街並みに調和する開放的で上質なデザインが特徴とされています。
ピロティの上部屋根には木製ルーバーが取り付けられており、暖かみのあるデザインを目指しています。
完成イメージに近い仕上げになってきているようです。
色合いは思っていた以上にシックな装いです。落ち着きがあって重厚感も溢れており、新長田の合同庁舎以上の出来栄えと思います。
低層部は期待以上の仕上がりですが、これからベールを脱ぐ建物上層部とのバランスや調和がどのようになっているのか。低層部の壁面や柱は更に緑化によってイメージが変わってくる事でしょう。
低層部北側の足場ももう間もなく撤去されて低層部が全面的にお披露目になるのではないかと思われます。
上層部の質感や仕上がりにも期待したいところです。竣工間近の西区総合庁舎も完成予想パースを越える仕上がりです。
新中央区総合庁舎の向かいには市役所本庁舎2号館の地下階や基礎が青空の下に晒されている状態です。
地下1階の駐車場の白線がまだ残されています。地下通路に面したドアや窓も確認できます。一方、左側には山留の矢板が連なります。連絡ロビー・エネルギー施設の建設開始に向けて待機している状況です。
ゲート周りにあった解体工事の名称や施工関連の帳票類も撤去されました。ただ解体を行った明和工務店の社旗はまだ残されているのは、引き続き連絡ロビー・エネルギー施設の建設を同社が担うからに他なりません。関建工業のJV施工となります。しかし肝心の神戸市役所本庁舎2号館再整備事業公募は、オミクロン株の感染拡大に伴い、当初の5月の事業者決定を2ヶ月後退させて、7月の決定に変更されました。よって2号館跡のプロジェクト発表は半年後となります。
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