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京町筋の2号線より南側は今後、再開発が進行する新時代のウォーターフロントとなる新港町エリアのゲートウェィとして重要な役割を担うアクセス路となります。この道路の照明設備の更新と新設によって夜間景観を改善し、昼夜を問わず賑わう空間として整備される予定です。
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プロジェクト概要
工事対象地の様子
工事対象区間は海岸通との交差点から新港町のエントランスまでの140mです。この区間に歩道用照明としてガス灯の形状をしたLED照明を設置します。
そして運河に架かる京橋には既存照明に加えて、埋め込み式の円型バリードライトや欄干手摺部分にテープライト等が設置される予定です。
この他、車道用の照明も更新されます。設置される照明の数も多く、かなりの光量で通りが照らされる事になる予定です。
この工事を施工する事業者は制限付一般競争入札が実施され、改札が完了したものと思われます。まもなく受注者が決定し、工事が開始される事でしょう。
この通りはメリケンパーク方面へのアクセス路となっているプロムナードと交差しています。
京橋からは両側に高架道路が縦貫し、停泊する海上保安庁の巡視艇等の停泊する様子を眺められます。
神戸は海辺の街なので、親水エリアは多く存在しますし、大きな橋も多く架橋されていますが、都心エリアには川が無いせいか、生田川を除けば、殆ど橋が存在していません。その中でこの京橋は一つのランドマークではありますが、これまでは地味な存在でした。また東側は埋め立てられているので、橋という感じも失われています。
しかし今後は新港町の開発が進むのと同時にこの橋も脚光を浴びる事になるのではないでしょうか。
新港町エリアの京町線は今後、大規模に改修が行われ、美しい通りへと変貌を遂げます。三宮中央通りから新港町までを含めて都心からウォーターフロントを縦貫する京町筋が昼も夜も人を魅惑し、これまで以上に歩いて楽しい通りになる予定です。
これまで都心とウォーターフロント間の賑わいと回遊性をどう創り出していくかという点が議論されてきましたが、ウォーターフロント地区に十分な魅力があれば必然的に都心から親水地区への人の流入は起きてくるでしょう。ハーバーランドの活性化に躍起になっていた際、神戸市はいかに神戸駅からの複雑なアクセスの改善を試みようとしていましたが、umieやアンパンマンミュージアムが開業してからはその動線の改造に主眼を置く事はなくなりました。新港町においてはポートループの運行も開始されてアクセスの改善策が施されていますが、そろそろ南北方向だけでなく、メリケンパークやハーバーランドとの回遊性を考えた東西動線の議論を活発化させるべきです。
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神戸アリーナの計画は三宮から新港町への集客性を根本的に変えてしまいましたから、これ以上三宮からの徒歩導線の改善を検討する必要はないでしょうね。
少し先の話になりますが、東西導線は西側のメリケンパーク・ハーバーランドに加えて、東側のみなとの森公園やポートライナーへの導線も今後重要になるのではと考えています。
みなとの森公園は都心から違い割に単なる公園としての役割しか果たせておらず、もったいないと考えた次第です。
まとまった敷地のない神戸ですので、みなとの森公園に何らかの大規模施設を建設する案が出てくるのは時間の問題でしょう。