大阪

地域探訪: 大阪・堂島に「フォーシーズンズホテル」が進出 東京建物のタワーマンション「ブリリア」との超高層複合ビルに

 

大規模な都心再開発が続く大阪でまた新たなビッグニュースが飛び込んできました。東京建物が堂島の電通大阪ビル跡地で計画する地上49階 高さ195mのタワーマンションの1~2階と28~37階にホテルフロアを設け、ここにフォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツが進出する事が判明したのです。

 

「ONE DOJIMA PROJECT」



「ONE DOJIMA PROJECT」と名付けられたこの開発計画は、日建設計が担当しま「帆」をモチーフとし、曲線を多用した非常に優雅な外観デザインを有する超高層タワーを466戸の分譲マンション「ブリリアタワー堂島」と178室のホテル「フォーシーズンズホテル大阪」で構成する延床面積82,566平方メートルの複合用途の建物とし、37階にレストランフロアを設ける他、カフェ、バー、バンケットルーム、ジム、スパも備わります。施工は竹中工務店が担当。既に現地では昨年8月に着工済で、竣工は2024年を予定。



日本国内では昨今の再開発によってオフィスとホテルという組み合わせの超高層複合ビルが非常に多く誕生していますが、今回のようにマンションと本格的なホテルから構成するタワーは珍しい例です。



梅田と中之島の間にあり、北新地からも徒歩圏とビジネスと観光においても利便性の高い立地であると共に都心居住としても恵まれた環境にあります。

先日、阪急阪神ホテルズは新阪急ホテルをはじめ、6ホテルの閉館決定を発表したばかりでした。しかしうめきた2期地区には新たに3ホテル、梅田3丁目計画の高層部にも高級ホテルの開業が計画されており、外資系高級ホテルの誘致も予想されます。そんな中での今回のフォーシーズンズ進出発表は電撃的です。ビジネスホテルの新規開業ラッシュは止まりましたが、高級ホテルについては例外のようです。

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神戸への高級ホテル誘致は?

三宮では雲井通の再開発ビルを皮切りとして、市役所2号館や県庁2号館跡地に建設される複合ビルに高級ホテルの誘致が構想されていますが、大阪や京都に高級ホテルの新規開業が相次いでおり、早く計画を進めなければ誘致できる目ぼしいホテルブランドが底つきかねません。
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