解体工事が本格化した旧居留地の三共生興スカイビル。都市環境開発社が土地と建物を取得しテグチコーポレーションによる解体施工を行なっています。
すっかりと防音パネルと足場に覆われて姿の見えなくなった三共生興スカイビル。建物が覆われた事で南北に長い大型ビルであった事がより分かります。
まだ再開発の行方については不明ですが、エリアの活性化の起爆的な開発を期待したいと思います。旧居留地は京町筋の西と東で賑わいが分断されています。オフィス街なので、平日は人の流れがありますが、週末は静けさが漂います。
南側は仲町通に面し、コロンビア、モンベル、パタゴニア等、アウトドアブランドの集積エリアになっています。建て替え後の新築ビルのテナントにアウトドア専門の大型店やカフェ等入ると、賑わい創出に大きく貢献するでしょう。磯上エリアからセンタープラザに移転したばかりですが、好日山荘が再び神戸本店を移転してくると面白いと思います。
旧居留地はもっと飲食店の進出にも積極的になるべきだと思います。オフィス街ですので、平日の需要は高いですし、飲食店を求めてもっと人が南下してくると、週末にも賑わう街にもっと進化するでしょう。
斜向かいの日銀神戸支店が外壁改修中です。
三共生興スカイビルの解体工事本格化
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確かに旧居留地はカフェやバルなどがもっとあってもいいはずですね。
ポトマックがTooth Tooth、64やニューラフレアなどを出していますが、一方で旧居留地のカフェは減少傾向にあるように感じています。
EHバンク、セントラルは閉店してしばらく経ちますし、このスカイビルに入っていたYurtも当然ながら閉店しています。
おそらく旧居留地内の東西分断と、それによる回遊性の乏しさが原因ではないでしょうか。
確かに大丸は周辺にブルーボトルコーヒー神戸店など有力店を誘致していますが、その効果は旧居留地西部の元町側だけで、中央の京町筋により東部の三宮側とは断絶されています。
旧居留地でも三宮側は神戸市役所と東遊園地の裏側に当たるので、三宮側からの動線はないに等しいのも東側がさびれている一因でしょう。
ただ、神戸市役所は現在建替え工事の最中で、新庁舎は賑わい施設が入るので現在の「市庁舎に旧居留地の入り口をふさがれている状態」は将来的にある程度緩和されるかもしれません(個人的には、市役所は新開地・湊川など神戸の地理的な中心地に移転させて、空いた三宮の市庁舎跡を完全に民間に開発させた方がより効率が良いように思いますが)。
ご提案としては、京町筋も鯉川筋の歩道拡張や三宮中央通りに続きほこみちを適用させオープンカフェなど設置できるように働きかけるのはどうでしょう。
旧居留地が東西に分断されている状況の改善につながりますし、副次的な効果として三宮から新港町への動線の改善にも繋がります。
他にも京町筋にかかる横断歩道(特に仲町通りとの交差点)をスクランブル化するのも東西分断改善に有効な手立てです。
あと、北側からのアプローチとしてセンター街から京町筋への動線も改善しなければなりませんね。
残念ながら、これにはいいご提案を思いつきませんでした。
三宮プラッツがもっと大規模で開口部分も大きければ、少しは違ったかもしれません。