リノベーション・神戸事業として西神中央駅周辺では大規模な再整備プロジェクトが目白押しです。駅南側において中核的な事業として進められているのが、文化ホール・新西図書館と共同住宅の建設プロジェクトで、コンペによって既に鹿島リースを代表とし、シアターワークショップ、伊藤忠都市開発、旭化成不動産レジデンス、山陽電気鉄道、和田興産が参画する企業グループによって開発中です。
分譲マンションは伊藤忠都市開発がイニシアチブを取っており、物件サイトが既に公開されています。公式物件名は「クレヴィアシティ西神中央」。規模は地上11階 延床面積25,083.36平方メートル 総戸数304戸です。伊藤忠都市開発の他、旭化成不動産レジデンス、山陽電気鉄道、和田興産が売主に名を連ねています。
施工は長谷工コーポレーションが担当します。神戸市主導の開発とあって、物件サイトも西神中央駅周辺で行われるリノベーション・プロジェクトを全面に押し出しています。
https://www.itochu-sumai.com/seishinchuo/index.html
クレヴィアシティ西神中央 公式サイト
街区東隣には文化・芸術ホールと西図書館から成る公共施設がまもなく着工します。西神中央駅前では閉店したそごう西神店を双日が新しい商業施設に生まれ変わらせます。その他のプロジェクトも数年内に続々と完了を遂げる予定です。西区やその周辺が勤務地の場合、西神中央は利便性の非常に高い居住拠点としてその魅力を発揮するのではないかと思います。しかし西神中央はそれ以上にもっと広域圏における移住先としての地位を目指さなければなりません。
クレヴィアシティ西神中央が始動 文化・芸術ホール/西図書館と共に駅南側のランドマークへ
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文化・芸術ホールよりもサテライトオフィスやシェアオフィスを設置することを真剣に考えて欲しいです。
文化・芸術ホールでは演奏会などを想定されていると思いますが、西神中央ではそんなに日常的に演奏会に行く方ばかりなのでしょうか。
設置目的も「多目的」と言うと聞こえはいいですが、実際には「無目的」のように感じます。
大倉山の文化ホールの老朽化もあり、三宮でも新港町、三宮バスターミナル、市庁舎の計画に文化ホールの計画が盛り込まれていたかと思いますが、そもそも神戸市内で文化ホールの計画が多すぎますし、西神中央のような住宅地の場合日常的に利用する学校、スーパー、オフィスなどの施設を設置することが優先されるべきと考えます。
名谷くらい三宮から近ければ、サテライトオフィスの需要も少ないかもしれませんが、西神中央くらい三宮から離れていると、三宮に行かなくても日常生活は完結している必要があります。
テレワークが定着した結果か、マンションではテレワーク用にもう1室欲しいと言われていますし、西神中央の場合、近年売り出された戸建ては以前は1戸で販売していた敷地を分割して2戸で分譲しており、1戸当たりの敷地面積や部屋数は減少しています。
このため、自然とサテライトオフィスやシェアオフィスの需要は高まると考えた次第です。
また、西神中央にサテライトオフィスがあれば、神戸電鉄沿線の三木や小野あるいは稲美など市外からの移住増にも寄与するのではないでしょうか。
さらに、今後建設されるマンションにはこれまでのマンションにもう一部屋加えた程度の広さと間取りで分譲してくれるとテレワークも支障なく自宅でできるようになり人気になるのではと考えています。
実際、クレヴィアシティ西神中央には67.85m²~101.02m²までの幅広い間取りが用意されているので、いい判断をなさってだと思いました。
区役所移転や少子高齢化… 神戸・西神中央の将来は?(1戸で販売していた敷地を分割して2戸で分譲の話です)
https://www.kobe-np.co.jp/news/monthly/news/nishi/201912/sp/0013000710.shtml