昨秋から進められているデュオこうべ山の手の改修工事がいよいよ完成を迎えつつあります。真新しい天井パネルの取り付けは前回の取材時に完了していましたが、今回は加えて照明設備の設置も終わり、点灯稼働していました。
サイドの壁に取り付けられた照明が天井パネルをライトアップする演出が施されています。
通りに対して水平に設置されたメインの照明です。窪んだパネルの中に1枚のディフューザーパネルを入れて間接照明としています。
シンプルなデザインですが、なかなか質感の高い天井となりました。加えてダウンライトを二基左右に備えています。
柱の改修が終わった広場の天井には更に領域の広い照明設備が設置されました。こちらもデザインは通路と共通です。
自然な仕上がりなので、既に改修前のパネルがどうだったのか思い出す事が出来ません。
このデュオこうべのリニューアルも浜の手の改修から考えるとかなりの歳月を費やしています。浜の手の最南部の改修を開始したのは2014年秋なので既に5ヶ年計画になっています。
今回の改修部の南側は間接照明は無く、パネル部が目立ちます。案内板類は以前の物を流用しているのでしょうか。
明るい雰囲気に生まれ変わりました。山の手は元々、バスターミナル完成時に開業した「サンこうべ」が前身で歴史はかなり古く、浜の手に比べて古さが目立っていました。
まだ高速神戸駅・メトロこうべとの境界となる柱や天井の改修が進行中です。ここが仕上がるとひと通り完成となるのでしょう。デュオこうべが綺麗になると、連絡するメトロこうべとの格差が余計に広がるのが一つの憂いです。メトロも改修は行われていますが、投資額が小さいので劇的な変化を遂げるには至っていません。来年度の市予算で改修費用の拡充が行われる予定ですが、どの程度の変化を期待できるでしょうか。
浜の手のデュオドームの改修は今見てもなかなか良い仕上がりになったと思います。特に光柱のデザインは素晴らしい出来です。さんちかで初採用された設計ですが、メトロこうべでの採用も検討して欲しいと思います。
浜の手のシンボリックな存在である滝の流れるエスカレーターも更新工事が行われています。神戸駅周辺は今後、北側の駅前広場である地上部の再整備に開発の軸が移る予定ですが、長年に渡って放置されてきた駅前をどう再開発していくのか。広場と駅前におけるグランドデザイン策定が必要でしょう。
デュオこうべ山の手改修工事 天井美装化・照明更新が完成
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク