荒天から1日遅れの先週火曜日より開始された三ノ宮駅前の中央幹線車線規制の社会実験。その駅前の様子を確認してきました。実験は現在、10車線(片側5車線)を6車線にまで減少させた場合の影響を確認する事が目的です。
駅前広場の真南、そごう前の様子です。東行きは1番左側の車線は既にバスの乗降場にされている為、車線としては成り立っていません。ポートライナー高架軌道のある市道右折専用レーンが規制されています。西行きはフラワーロードへの右左折専用レーンが規制されています。
従って三宮交差点を通過できる直進レーンは片側2車線の合計4車線のみとなりました。
駅前は両サイドがバスターミナルの一部となっている為、この発着によって後続車両への影響が出ているようです。
これまでは3車線あったので影響を吸収できていましたが、2車線になるとカバーしきれないようです。しかしバスターミナルビルの整備後にはこれらの路上バースや停留所が移設されればこの問題は解消されるものと思われます。
既存の右左折レーンを規制し、端側の直進レーンを右左折レーンに切り替えています。
実際の三宮クロススクエアの整備では両側の歩道が道路側に拡大してくる予定です。
車の流れの様子を見ていると駅前付近よりもそれ以東に車の淀みが出来ているようでした。中央幹線はその構造から西行きの通過車両の利用が圧倒的に多くなっています。
その影響が如実に現れていました。まだ実験開始の最初の週末だったので一般車や市外から来る車両への規制認知が広まっていない可能性も高く、迂回車両はまだ多くないのかもしれません。平日と休日でも違いは出るでしょう。従って実際の状況把握は月末の方が良さそうです。迂回路への影響も気になるところです。
そもそもこれら通過車両の目的と行き先の傾向を把握する事が肝要でしょう。月末までのデータ取りの後、実際に工事に着手するタイミングはいつ頃を予定しているのでしょうか。第1段階はJR駅ビルの建設と合わせて、駅前広場の再整備と歩行者空間の再構築を一体的に実施する必要があるので、目安は2025年の完成でしょうか。JR西日本も万博を睨んだ駅ビル開業が目処となっている可能性が高いのではないでしょうか。
車線規制の社会実験が始まった中央幹線 三宮クロススクエア第1段階に向けて検証始動
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車で通ってみたけど、10車線を2車線にすると随分影響が出ると思います。今回の実験では現在バス停の場所はそのまま利用していますしBNW前も車線は制限しておらず車の積み下ろしは歩道に該当するところで行っているようでした。バスターミナルに全てのバスの発着が集約されると現区役所前交差点付近にはっ大量のバスが集まってくるので混雑するでしょうね。BMWは移転するのでしょうが、広い荷捌きスペースが必要なテナントは誘致が難しくなるかもですね。
パースを見るとJR新ビルの壁面が南側道路間近までくる(多分3層ぶち抜きのEV設置の為)ようですから、必然的に歩道を広げる事になったんじゃないかと思います。案としては面白いのですが、私は、この幹線を6車線⇒4車線とするのは災害時対応も考えると疑問です。
今の神戸市の都市計画は2060年までに人口が110万になる事を前提としています。これが神戸の都市計画の最大の欠陥でありここから脱却しない限り神戸は廃れていくだけだと思います。
10車線を6車線そして最終的に4車線の誤りです。