長らく塩漬けにされていた山手幹線沿いの大型開発用地であるJT神戸支店跡地。土地を取得した和田興産がようやく開発に乗り出しました。土地取得から5年近く更地のままの状態でした。
計画されている分譲マンション「ワコーレ ザ・トアロード神戸」は地上14階 地下1階、延床面積18,137.70平方メートル、総戸数192戸の大型プロジェクトです。着工予定は半年前でしたが、ようやく基礎工事が本格化しました。
東西に長い敷地は2300平方メートル以上ありますので、投入されている重機の数も多く、大規模開発さながらの様相を呈しています。
三点式パイルドライバが二機投入されています。鉄筋カゴや鋼管も確認できました。場所打ちコンクリート杭を建て込み中です。
アースドリル掘削機が活躍中です。
さて、神戸市の都心エリアの住宅開発抑制はマンションデベロッパーへ与える影響は少なくないかと思います。和田興産は近年、積極的に都心地区での分譲マンション開発を進めてきました。大規模な物件から中小規模に至るまで、中央区のワコーレは数千戸存在するのではないかと思われます。加納町交差点の南側のフラワーロード沿いで、店舗も入らないワコーレが建設された際には神戸の都心求心力の危機を感じました。しかしながら最近ではホテルを開発したり、マンション建設用に取得した土地を専修学校へ計画を変更したりと、マンションだけではないデベロッパーへの脱皮を図り始めているようにも思えます。土地の取得においてはホテル業者とも競合し、分譲マンション一本では立ち行かない環境が整いつつあります。最大手のプレサンスコーポレーションもホテル開発に乗り出しています。今後はホテルやオフィス、商業ビル開発も行う総合デベロッパーとしても神戸の発展に寄与して欲しいですね。
ワコーレ・ザ・神戸トアロード新築工事
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