山からの眺望

ヴィーナステラス・ブリッジから眺めた神戸都心 2019年初夏


約1年ぶりにヴィーナステラス・ブリッジを訪れました。個人的には錨山からの眺望が最も素晴らしいと思うですが、錨山・市章山の駐車場が閉鎖されてしまい、再開の目処が立たないので仕方なくヴィーナスで諦めている事情があります。


1年ぶりですが、ここから見る都心にはまだ大きな変化は見られません。しかし確実に変貌は進行していました。

ここから眺める機会が今後、激増しそうなのはやはり兵庫県庁舎周辺の再整備計画です。少なくとも2〜3棟の高層ビルが建設されると想定されます。問題は兵庫県警本部以上の高さの建物を建設する事が出来るのかどうかです。2号館跡に建設される外資系オフィスとホテルの誘致が想定されている民間複合ビルには高さ・デザイン双方にシンボル性を求めたいですね。


この5年程で最も大きく姿を変えた神戸駅の東南側です。業務・商業ビルとタワーマンションが入り混ざって林立しています。


タワークレーンが稼働しているのは都心最後の新築タワマンになるかもしれないザ・パークハウス神戸タワーです。このタワーが完成したら、久しぶりにここから夜景を撮影したいと思います。


神戸駅の北西側には高層ビルが皆無です。寂れた老朽ビル街が新開地までだだ広く続いています。このエリアを業務・商業エリアとして活性化できるような再開発は住宅機能を加えない限り不可能です。新快速停車駅という貴重な駅前でありながら、民間デベロッパーも手を出せず、ただひたすら今後も更にビルの老朽化と駐車場化、賃貸マンションの建設が進むエリアになるのでしょう。


旧神戸海洋気象台跡の再開発によって完成したジオ神戸中山手通です。阪急不動産と野村不動産の共同開発プロジェクトで総戸数256戸の大型分譲マンションです。もしこうした都心外縁部にタワマンが建ち始めたら、また規制するのでしょうか。


NTTドコモビルの西側に今後、姿を現し始める三宮新港町計画。今秋より各施設の建設工事が本格的に始まります。


タワークレーンが林立しています。JT神戸支店跡に建設されているワコーレ ザ・神戸トアロードと建替中のホテルモントレ神戸の現場が重なり合って造り出している風景です。


三宮です。ここにも遂にタワークレーンが出現しました。建設用でないのはまだ残念ですが、神戸空港の規制緩和と同様に解体が始まった事は大きな一歩前進です。解体無くして建設無し。代わりに年内には神戸阪急ビルのタワークレーンが姿を現してくれるかもしれません。


今後、大規模な再開発が進行を開始すればこの場所からその変化を眺める事を求める人々が増えるかもしれません。今回の訪問でまた一つ発見できたのはこうした湿度の高い日には大阪湾の喫水線などは見えないという事です。高温多湿の日本で一体、年間何日この場所から喫水線が見えるのでしょうか。

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山からの眺望

ヴィーナステラス・ブリッジから眺めた神戸都心 2020年初夏 神戸阪急ビル東館が三宮の中心に聳え立つ

2020年6月15日
こべるん ~変化していく神戸~
前回、鉄骨建方が本格化した神戸阪急ビル東館の様子をヴィーナスブリッジから確認しようと訪れたのが1月。早いものでもう半年近くの歳月が過 …

POSTED COMMENT

  1. kkbb より:

    無所属で活動されている神戸市議でこういう方もおられますよ。
    今の神戸市政がおかしいと思う人は市議会議員にちゃんといると思うとありがたいです。
    ただ誤解しないでください。わたしのコメントは決して政治的な意味合いではないです。
    https://www.shozan-hirano.jp/

  2. sirokuma より:

    『神戸らしい眺望景観の形成のための誘導基準案(ヴィーナステラス)の概要』を読んだ感想ですが、市長や神戸市は、こんなクダラナイ論議にお金と時間を浪費して何をやっているのだろう?と正直意味が解らなくなりました。

    ここで定められている海抜0mの基準点は19㎞沖合の海水面です。こことビーナスを結ぶラインが最高高さという事です。つまり建築可能な高さは建築予定地の標高をこのラインから差し引いた値という何とも解り難いもので、その規制範囲は、ヴィーナスを要に西は須磨浦、東はポーアイ北端をそれぞれヴィーナスと結んだ範囲。
    JR須磨駅付近は20階前後となりますが、ここは現行の高さ規制で45m(15階位)が最高高さです。JR長田付近で30階前後、兵庫県庁は海抜約28mですから120m位ですから35階前後の建物が建築できそうです。
    但し、神戸市の場合,現行の規制でも他都市に比べ相当厳しく、超高層は高度地区の指定のない商業地域に限定されており、高度地区の指定のあるエリアでは最も規制が緩いエリアでも敷地面積の如何に関わらず絶対高さ45mと指定されていますので商業地域の指定の少ない西方面への規制の上掛けには意味がありません。
    また、しおさい公園からの規制とも被りますし、各商業地でも例えば旧居留地には地区計画があり接道面により90mと120mの高さ規制がありますから、これらの意味でも不要の規制と感じます。
    この規制を読むと神戸中心市街地では概ね100m~120m(30~40階前後)の建物が立ちそうですから、高さに関しては、同エリア内で50階建(160mクラス)の建築を規制するものであると言えます。
    でもね、東エリアをよく見ると阪急三宮駅・JR三ノ宮駅・そごう・サンパル・新神戸や一部を省きフラワーロード以東のエリアは、高さ規制のエリア外となっています。50階建ても建設可能という事でしょう。因みに、最も開発を促進すべき二宮・琴の緒・生田エリアは、ほぼ近隣商業地域7種高度ですから45mの絶対高さの指定があります…開発が進まない原因の一つでしょう。
    ヴィーナスからの眺望規制は神戸らしい景観を守るという事が大前提でしたが、東方面の景観は神戸らしくないので配慮しなくても良いと言うことなのでしょうか?(笑)。
    今後の再開発の予定地は見事に外れると言うこの規制は現行の規制でも十分に補えるもので全く無意味であると断じたいと思います。屋上屋を重ねる無駄な規制に多くの職員と時間と税金を浪費し作り上げた規制案がこれかと怒りを通り過ぎて笑っちゃいます。
    シンボリックな建物(ポートタワーなど)に建物が重なる場合はどうなるのか?電話で尋ねたら、ヴィーナステラスは東西に広いので別の角度からも見えると思うとの事でした。
    私には、市長の振り上げたこぶしを下させる為だけの、実にクダラナイ骨抜きの規制に思えるのですが皆さんのご意見は如何でしょうか?
    こんな事では、とても都市間競争には勝てないとつくづく思いました。

  3. kkbb より:

    何度もお邪魔してすみませんが、この今回の「ヴィーナステラスからの眺望景観規制」で最大の焦点は阪神高速湾岸線神戸ブリッジの建設計画だと思っています。
    テラスの眺望基点で大阪湾の水際線を見通せるとすると、10年以内にどうしても視線に入ってくるのがこの阪高湾岸ブリッジの存在です。
    わたしには今後の眺望景観を考えた時、この巨大斜張橋はとてつもない神戸の売りになると確信していますし、世界的な観光源にもなると思います。都心空間にこれだけの長大大橋が出現するのは画期的なこととも思います。

    すでに阪神高速からのアンケート調査も終了して、たぶん市民から好意的な意見が集まっているはず。そ意見をもとに設計も始まる以前に異議申し立てするべく、早めの規制導入に踏み切ると感じています。だって、湾岸ブリッジが出来たらほぼ規制の意味がないですからね。

    それに2020年に規制の導入っておかしいと思いませんか?
    だって東京オリンピックがあり、25年には大阪万博ですよ?
    世界から人がこれだけ集まる国際的イベントがあるのに規制をかける意味って何でしょうか?(最後に言います)

    それから、先日からこの「ヴィーナス~規制」のパブコメに隠れて「神戸市都市空間向上計画(素案)」に関する市民意見の募集が始まっています。これって実は市長の推進する三宮~神戸までの高層マンション規制のパブコメ募集なんですよ。よほど神戸市記者発表資料見ていないと気付かないパブコメ募集です。年初に反対意見が集まらないように隠密に意見募集をやってたんです。こんなことやってるんですよ。(都市計画課が言ってました)
    だからもう一度パブコメやれって言いました。そのためか分かりませんが再度の募集です。みなさん、パブコメ送りましょう。今なら共産党静かです。笑

    神戸市長は三期12年は最低でも市長の座に居座るつもりのようです。上記の「ヴィーナス規制」は湾岸ブリッジ出来てしまったらの言い訳。「空間向上計画」もタワマンや三宮再整備の言い訳で、市民にこれだけ市長は民意を考えてやっているですがと言うアピールなんでしょう。こういうのを姑息というのですかね?

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