大きく変貌を遂げ、集客力を増す鹿児島中央駅周辺に対し、天文館をはじめとする既存繁華街も反撃の狼煙を上げています。その中でも注目される大きなプロジェクトの一つが鹿児島銀行本店の建て替え計画です。
鹿児島銀行新本店ビル新築工事は本館となる金生町ビルと別館となる泉町ビルの2棟構成です。
本館は地上13階 地下1階、別館は地上8階 地下1階。両棟合わせた延床面積は3平方メートルを越え、本館の高さは67.85mに達します。この巨大な地銀本店ビル群は地域の賑わいにも貢献する商業施設を備える予定です。「よかど鹿児島」と正式名称が決定しており、両館の1-2階はテナントを誘致する予定です。
建設の先行する泉町ビル・別館は既に竣工間近ですに別館部分のよかど鹿児島の開業は6月27日と決定しており、飲食店を中心に14店が出店します。
銀行の本店ビルなので重厚な佇まいです。
別館は表通りから一本内側に入った場所に立地します。上層階の西側は錦江湾や桜島を一望できるでしょう。
本館は表通りに面します。本館のよかど鹿児島は物販を中心に30店が出店予定です。本館は鉄骨建方が完了し、上棟したばかりの様子です。
本館は圧倒的な存在感を誇る建物になりほうです。ファサードはアルミカーテンウォールに包まれます。周囲がレトロな雰囲気が強いので、そこに斬新な巨大な建物が出現しますので、コントラストが生まれますが、派手な建物ではないのではありません。最上階が飛び出していますが、もし展望施設が出来れば人気を博すのではないかと思います。
周辺は通りを挟んで向かいに地域1番店の百貨店山形屋が鎮座する鹿児島の商業地区の中枢です。銀行本店ビルに本格的な商業施設を入れるという例は全国にもあまり例がありません。地銀本店が地域振興に貢献する優良開発のお手本になりそうです。旧居留地の三井住友銀行神戸本部ビルもビル前の広場や巨大な低層部を活用して商業施設に改修できないでしょうか。Jフロントと協働で、居留地にはまだ数少ないレストランやカフェ・バー等、飲食店を中心として昼夜の賑わいを生む施設になればと鹿児島銀行新本店ビルのプロジェクトを眺めながら思いました。本館は来年10月の完成予定です。
地域探訪:鹿児島 鹿児島銀行新本店ビル新築工事 巨大地銀ビル本店現る!
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