西神中央駅北側・高塚台に立地ふる西神インダストリアルパーク。シスメックス、NEC等のハイテク、医療関連企業や機械、食品等、神戸・日本を代表する企業が多く進出する275ヘクタールにも及ぶ大規模産業団地です。NECは、ここにNEC神戸システムセンターを配置し、西日本エリアのフラッグシップデータセンターに位置づけたNEC神戸データセンターを開設。
2015年を皮切りにこれまでに2期に渡ってフラッグシップデータセンターを建設し、そして更に昨年秋より3期棟目のセンターの建設を開始しました。
右のオフィスビルがシステムセンター、奥の連なる建物がデータセンターで、重機の並ぶ場所が3期棟のセンター建設地です。
前回の取材から8ヶ月が経過し、既に建物躯体が完全に立ち上がった状態にあります。
巨大なデータセンター。クラウドシステムの需要の高まりやビジネスのBCPの観点からもデータバックアップの重要性も飛躍的に増しています。
この西神中央はデータセンターの立地としては最適です。海から遠く津波の被害を受ける心配もない上、活断層からも距離を置き、安全性の高さが大きな売りです。無論、建物本体も免震構造です。
まだ敷地には余裕がありそうなので、将来的に更なる需要があれば、4期棟の建設も検討される可能性もあるでしょう。
国内事業者データセンターの新設および増設投資は年々増大傾向にあります。
神戸経済は長らく臨海部に立地する重厚長大産業とその企業、そして港湾に支えられてきましたが、今は寧ろ西区を中心とした内陸部の工業団地や物流施設がウェートを多く占め始めています。内陸部に大きな経済効果をもたらす企業拠点の誘致を市・県が協働して実現する事が求められます。
NEC神戸システムセンター 3期棟データセンター建設工事
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