西神中央で進行中のリノベーション神戸にて主要プロジェクトでは大トリを飾るのが、駅周辺及び地域で最大の商業施設であるプレンティ。今秋のリニューアルオープンを予定しており、いつ改装工事が開始されるのか注目を集めています。
プレンティは専門店1番館、2番館、東館、北館、そしてダイエー棟から構成されています。延床面積は約46,800平方メートル、売場面積は約27,700平方メートルで、2020年度の売上は96億円でした。一番大きな建物が1番館です。
1番館は地上4階建てで、1-3階がテナントフロア、4階に地域ホールのプレンティホールがあります。中央に大きな吹き抜けを擁し、その周囲をテナント区画が取り囲む形状です。
1番館では一部のテナントが閉店セールを実施していますが、まだ目立って閉店している店舗はまだ殆どありません。
3階の奥に仮囲いが設置されている1区画がありました。
白を基調とした現在の巨大なアトリウム「センターコート」は清潔感があり、印象は悪くはありませんが、やはり時代を感じさせ、どことなく田舎のショッピングセンターといった内装です。
このアトリウムは「KOMOREBI COURT」として、構造はそのままに現代のショッピングモールに相応しく美装化が行われます。天井周りはかなり大胆に改修されるようです。
現在はアパレル店の入る1階のエントランス横のスペースは暖かみのある木材を多用したはフードコート「FOOD MARCHE」として生まれ変わります。これまで飲食店は2番館に集中していましたが、フードコートを1番館に開設します。名谷の須磨パティオも同様に、現代モールにはフードコートが必須施設として求められています。
今は専門店に占められている3階にはこれまた現代モールに必須な子供の遊び場「CAMPING PARK」が開設されます。現在もダイエー棟に簡易的な遊び場がありますが、本格的な施設が誕生します。
4階のプレンティホールですが、既に施設から公式に、5月1日(月)~10月31日(火)の期間をプレンティリニューアル工事の為に使用を休止すると発表が行われました。
この6ヶ月間が改修工事に費やされる工期になる模様です。
専門店1番館とダイエー棟イオンフードスタイル間にある屋外のアトリウムも刷新される計画です。
ウッドデッキの設置によるオープンテラス等、「CROSSING TERRACE」として、これまで以上に居心地の良い高質な空間として仕上げられる予定です。
5月からの改修工事開始となる為、まだリニューアルがスタートする感はまだ少し希薄な1番館と比べて、2番館はいち早くリニューアルに向けた動きが顕著になってきました。
同じくリニューアル中のプレンティ広場に面したカフェは既に昨年より閉店しており、仮囲いにパネルアートが描かれています。
更に1階の飲食店ゾーンで今年に入って続々と閉店店舗が増えてきました。
2番館についても現在、営業中の全てのテナントが閉店する事になるのでしょうか。
仮囲いの区画が確実に増えている様子が見てとれました。
中華料理専門店の「Madam Lee」も1月中旬に閉店しました。
また飲食店のみならず、外側の歩廊に面した2階の物販店舗も閉店を開始しています。
専門店2番館のテナント退出が、1番館よりも先行しているのは理由があるのでしょうか。工事着手が早い時期に設定されている可能性もあるでしょう。
3階のサービス系テナントも退店も始まっています。
2番館のリニューアルは、プレンティ広場に面した開放感を活かした店舗配置、空間活用がメインとされていますが、具体的にイメージパース等の公開は行われていません。
プレンティの改修工事については、施設を運営するこうべ未来都市機構が競争入札を実施し、施工事業者を竹中工務店・湊建設工業JVに決定しています。発注額は26.45億円と当初の計画より増額されています。5月からプレンティは全面閉鎖によるリニューアル工事となるのか。今後の動きに要注目です。
リノベーション神戸・西神中央 プレンティのリニューアル始動に向けてテナント退店が始まる 改修工事スタートはいつ?
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