西神中央駅前西側は西神センタービルの専用パーキングでしたが、全面平面駐車場だったところを、南側に立体駐車場を建設して収容台数を確保した上で、北側に新たに集合住宅を建設する用地に充当する事になりました。
この土地の開発を民間事業者に任せる為、土地利用条件付き入札を実施し、譲受人に双日株式会社を決定。同社は駅前東側の西神中央百貨店ビルの運営事業者にも選定され、エキソアレ西神中央を開業しました。
この度、(仮称)西神中央駅賃貸レジデンス新築工事として、着工しました。施工は、名谷駅前で北須磨支所ビルの建設を担っている岡工務店が受注しました。
計画されている建物は地上14階 賃貸住戸204戸で、この中には独)神戸市民病院機構の看護師寮50戸を含みますので、一般住戸は154戸となります。また店舗区画が設けられ、1階にはコンビニの出店が予定されています。
大型商業施設が揃う駅東側とは異なり、西神中央駅前の西側にはこれまで殆ど店舗がありませんでした。駅前にコンビニが出来ると、近隣住民の利便性も向上します。
仮囲いは設置されたが、まだ敷地内部では準備工事中でした。
郊外拠点である西神エリアではそもそも賃貸住宅という選択肢はあまりなく、若いファミリー層が住むには分譲住宅を購入するという選択肢が主でした。都心部や市街地では賃貸住宅のストックは豊富ですが、ニュータウンの郊外拠点駅前にファミリータイプの賃貸住宅を増やす事は流入を促すかもしれません。
西神中央賃貸レジデンスの建設地の北側には先日、サウンディング型市場調査の実施が発表された⻄神車庫用地が広がっています。
現在は月極駐車場としての暫定利用が行われていますが、西神中央エリアのゲームチェンジャーになる可能性を秘めた開発用地です。
用地南側までは西神中央駅より徒歩5分の距離にあり、大規模な住宅・商業開発によって駅周辺の人口集積を促進する起爆力を持っていると言えますが、民間事業者がこの土地をどう評価するのか。神戸市が進めているリノベーションプロジェクトが良い形で影響する事を期待したいです。阪急の地下鉄乗り入れが進んでいれば、阪急を主体としたコンソーシアムによる開発が進められいた事でしょう。
リノベーション神戸・西神中央レジデンスが賃貸住宅棟の建設工事に着手 北側にはポテンシャルを秘めた⻄神車庫用地が広がる
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