三宮ターミナルビル解体撤去に先立ち、解体や新駅ビル建設中の動線を確保する為の準備工事が三ノ宮駅南側駅前広場で行われています。前週から引き続き今週も新たな動きが出てきました。
まずポートライナ三宮駅前のデッキ付近で工事の進む階段新設工事は階段を支える基礎の構築が完了していましたが、いよいよ鉄骨の支柱取り付けが始まりました。
東西方向に傾斜の緩やかな階段が設置されるようです。
最も工事の進む噴水広場跡の現場ではいよいよ階段が登場しました!
奥行きのある踊り場を設けてこちらも段差を小さくして昇降に負担の少ない設計になっているようです。また幅員も想像以上にあるようです。
既存デッキと新設階段が接続されました。3月以降はそごう-JR駅間のメインの連絡路となります。
ロータリーの改造においては歩道の拡張工事がスタートしました。
新しい縁石の埋設が始まっています。縁石のある場所まで歩道が拡大してきます。その為、事前にロータリー内部の植栽を撤去して回転半径を縮小し、車道の幅を確保しながら歩道を拡大します。
しかし歩道の内側はターミナルビル解体のヤードや建設事務所が建設される可能性が高く、ゆくゆくは新たな駅ビルの建設敷地となります。
最後に残されていたJR駅中央コンコースと西口や阪急の東口改札を連絡する為の階段新設工事もスタートしました。
駅ビル北側で駅舎2階の駅ナカ施設入口兼通路内に仮囲いが設けられました。ここに階下への階段を新設するようです。
この裏側がどこに繋がるかというと、モントレマルシェ前です。しかしここから階段を下ろすとなると、只でさえ現在は付近の通路が狭く通行量も多く混雑しているこの場所が更に窮屈になります。この課題をどう克服するのでしょうか。
毎回、呪文のように述べていますが、ロータリー中央部で行われている工事内容は未だに明らかではありません。地下駐車場の解体を進めているのでしょうか。
順調に新動線確立の工事が進んでいます。3月からいよいよ1年4ヶ月に及ぶ三宮ターミナルビルの本格的な解体が始まります。何度も夢見た光景が現実になろうとしています。さて年度末までにJR西日本から新駅ビルに関する発表はあるでしょうか。ちなみに最新のJR西の中期経営計画にて三ノ宮駅と共に三大プロジェクトとして挙げられていた広島駅ビルの建て替えですが、既存駅ビルは2020年春の営業終了と報道があったようです。両駅ビル共に2025年辺りに新ビルの完成が見込まれています。既存ビルの解体では先行する三ノ宮ですが、今のままだと新駅ビル発表については広島に先を越されかねません。
JR三ノ宮駅ターミナルビル解体撤去準備工事 エレベーター・階段新設工事
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記事とは関係がないですが、閉館した新神戸オリエンタル劇場がミュージカル専用の劇場、アイアシアターになるみたいです。
http://aiia-theater.com/
これを機に新神戸周辺がもう少し栄えてくれるといいのですが…
着々と解体工事の準備は進んでますね。
年度内に完成予想が示されればいいですが…。
そういえば、昨日の神戸市会の質疑応答の録画を見直したところ、「ポートライナー三宮駅を西側に拡張して各駅からの利便性を高めては?」との質問がありました。それに対して、市側の答弁は「西側への拡張はJR新駅ビルに大きく食い込むので難しい」といった内容でした。やはりポートライナーの8両化に伴い、西側に拡張をしたかったが、JR西と折り合いが付かなかったというのが実情なのでしょうね。
ポートライナー駅舎の存在も駅ビル計画を阻んでいると言っても過言では無さそうです…。