ハーバーランドで建設が進む三菱地所他のタワーマンション「ザ・パークハウス神戸ハーバーランドタワー」。いよいよ下層~中層階を覆っていた養生ネットと足場が撤去されて生身の姿が露わになってきました。
落ち着いた色調を持ち合わせたタワーですので派手さはないですが、シックにまとめられた感があります。建築計画のお知らせと共に掲示されてきた白黒の完成図ではあまり期待のできないデザインだと思っていました。
三菱地所のタワーマンションは住友不動産のシティタワーのようなデザインの統一性や共通コンセプトがあまりありません。最近、東京・晴海地区で進められている地所のタワーは非常にデザインに優れた物件が揃えられおり、神戸のこの立地を司るランドマークに相応しい外観にして欲しいと願っていました。
養生ネットが取れた部分です。ガラス手摺は最上層3フロアを除いて全ての階で中央部は乳白色の不透明ガラスになっており、コーナー部は透明ガラスです。またコーナー部の外壁はダークグレーの塗装が施されています。
中央部とコーナー部のコントラストです。
北西側の見上げです。
南側の見上げです。
低-中層階の南西コーナー部です。
個人的にはこの角度の外観が一番好きですね。残りの養生ネットが取り払われる日が待ち遠しい限りです。
ザ・パークハウス神戸ハーバーランドタワー
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こうやって中層部までに焦点を合わせるとシティタワー神戸三宮に似てますね。
ハーバーは、空間が大きく開けているので伸びやかですね。空の青にクッキリと浮かび上がる立姿が綺麗です。
欲を言うなら、デザイン的にはもっとこって欲しかったな。
東京なら売価が高くそれだけ設計の自由度も高まるのでしょうが、神戸の売価からするとしょうがないですね。むしろ少し時期がずれていたら建築費の高騰で先送りになっていた可能性も十分ありますかね。
ところで、市役所4号館跡地ですがきょう起工式やってますよ。
神戸市の消防条例が有る限り、スタイリッシュな高層マンションは無理でしょうね。
デザイン都市の名が泣きますね。
設計者というのは基準法や条例の抜け道を探ってでも、
デザインをよくしたいと思うものなので、
なぜ これだけ画一的なデザインばかりになってしまうのか不思議に思い、
タワーマンションを手掛ける不動産会社に勤める友人に理由を聞いてみたのですが、
関西では普通の設計が一番売りやすいという販売面での理由が大きいと言っていました。
手摺の一部を連続させるとか、工夫次第でガラス張りに見せることも可能かと思うんですが・・・
マンションでは関係がないですが、
神戸市消防独自の厄介な規則といえば、
防火戸の避難進行方向側を緑に塗装する
通称“グリーンドア”というものがあります。
緑系であれば、ほぼ白でもOKという中途半端なものです。
ミント神戸やumieがそんなかんじですね。
その程度のものなら廃止すればいいと思うのですが、神戸市消防はお硬くて困ったものです。
デザインはオーソドックスで色使いが綺麗で、素敵なタワーマンションが完成しそうですね。
乳白色のガラスも空の色と馴染んでいて良いですね。
完成が楽しみです。
とまさん
高層部をセットバックしたり、コーナー部にアクセントを付けたり、塔屋の形状だったりと全周バルコニー型のタワーでのデザインの工夫度合は限られてしまうので、必然的に似てきてしまうのでしょうかね。
sirokumaさん
更なる先送りよりは良かったかもしれません。にっくきは神戸市の消防条例です。4号館跡地の情報ありがとうございます。近日中に現地を訪れてみます。
夢想家さん
全く仰る通りです。
takuさん
規制緩和という文字は神戸市の辞書にはないのでしょうね。
ななさん
完成が楽しみですね。