建隆マネジメントが自社保有地である磯上通5丁目のIPSXパーキング跡地にて計画し、竹中工務店の施工によって建設工事が進められてきた大型オフィスビル「(仮称)磯上オフィス」。米国製薬会社大手のイーライリリーの日本法人が新しい本社屋としての活用を予定しています。いよいよ竣工を月末に控え、最終の仕上工事が進められています。
覆いが被されていた南面の頂部の「Lilly」のロゴがお披露目されていました。
外構工事もすでに完了しており、内装工事がメインで進んでいます。
東側のメインエントランス周りのファサードです。賃貸オフィスビルではありますが、日本イーライリリーへの1棟貸しなのでまるで自社ビルのようです。
緑化された壁面には建物名称のサインが取り付けられました。その名も「LILLY PLAZA ONE BUILDING (リリープラザワンビル)」。ONEの意味が気になります。もしリリープラザ第1ビルという意味で使われているのであれば、TWOの存在があり得ることになります。現本社となっている磯上通7丁目の三宮プラザビルに本社機能の一部を残すのでしょうか。それともこのONEは他の意味を持つのでしょうか。
外構部には植栽が施工されました。木々にはライトアップが行われる照明が備わります。
十分な敷地面積があったのでスペースに余裕を感じさせる開発になりました。
1階のエントランスホール内部の様子です。壁面に光る「LILLY」の照明ロゴが格好良いですね。レセプションカウンターが設けられています。大企業然とした内装や規模によって、晴れてこのビルに勤務するリリーの社員は誇らしいでしょうね。
気になるのは大きな床面積を持つ1階のレセプションホール以外の用途です。コーナー部や南側は仕切られた別部屋になっているようです。角部にはカフェが出店する可能性があります。南側はバンケットホールやカフェテリアのような空間になるのかもしれません。
イーライリリーからはまだ公式に新本社での稼働開始予定日等は発表されていません。直近で発表された日本イーライリリーの2017年度決算は2601億円と前年度比7%の成長を遂げました。名実と共に真新しい新本社での門出に相応しい実績を収めた同社。神戸に研究施設を置く独ベーリンガーインゲルハイム社とも様々な分野で提携しているようです。日本法人同士でも繋がりを深める事でベーリンガー社も神戸・三宮に日本本社の移転を検討するような話になったら面白いですね。
イーライリリーの本社については稼働開始後と夜間の様子をまたレポートしたいと思います。
(仮称)磯上オフィス新築工事 日本イーライリリー新本社屋
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