神戸市はJR元町駅東口前の広場空間を「まちなか拠点」として再整備する方針ですが、この整備デザイン案を民間から広く公募し、選考の末に最優秀案が決定したと発表しました。
応募提案内容の条件等として以下が課されていました。
・対象エリア内には概ね30人程度が座ることのできる構造
・整備後に特段の維持管理費用を必要としない
・既存施設（彫刻、電光パネルなど）は、撤去、残置、移設可
つまりはあまりお金を掛けずに、街の回遊性や空間の拠点性向上をしようというものです。
「デザイン性」「わかりやすさ」「集まりやすさ」「回遊性」「快適性」の５項目の採点により審査された最優秀案が上記のイメージ図です。「六甲の稜線」と「みなとの泊（とまり）」を模した階段状ベンチの整備というコンセプトの下、曲線を描いた階段状ベンチの上に植栽や植樹を設ける形状は、大阪・難波のなんばパークスを思い起こさせます。
ベンチを伴った空間と言えば、国際会館の低層部から地下階に向かって整備されている円形の階段ベンチが思い浮かびます。ここは季節を問わず時間を過ごす人々が見受けられます。そうした観点から今回の提案内容は悪くないのではないかと思います。
ただ三宮の再整備にある程度の目処がつけば、次は必然と視点は元町に移ってくるはずです。元町の再開発は駅前か大丸周辺が起点となっていくものと思われますが、その際には駅前広場の整備も大規模になるはずです。今回の整備はそれまでの繋ぎ的な整備という位置づけではないかと思います。
早期に着工し、来年3月の完成を目指します。JR元町駅は乗降客数が95,000人強にも上り、県内でも9位の都心駅にも関わらず、エスカレーターはなく、エレベーターでさえも西側1基のみ。東口への動線も悪く老朽化も進んでいます。まずは三ノ宮駅の改修が最優先ではありますが、三ノ宮に一区切りついた段階で、元町駅の改修にも着手をお願いしたいですね。
JR元町駅東口前空間整備 デザイン案公募結果発表
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JR元町駅は高架下のパチンコ屋が２年契約を残しているので、本格的な整備は２年後からでしょうか。三ノ宮駅よりはコンパクトにやるでしょうから５年もあれば先にできるんじゃないでしょうか？
今の神戸はとにかくしょぼい話題しか湧いてこない。
三宮再整備、ウオーターフロント開発にしても、すべて構想段階での公式発表だらけだし、東京、京都、大阪や全国他都市に比べ実際は何一つ魅力的な新しい話題がないのが実状です。
ほんとうにこべるんさんも話題探しに大変でしょうね。
この元町駅前整備も含め、メリパなどもほとんどが国交省の社会実験の受け売り拡張だし、こんなもの東京なら三ヶ月あれば整備できてしまうでしょうか。
市民団体レベルの反発を恐れるが故、民間がやりましたと責任を丸投げできるようデべに声かけしても規制条例の乱発で敬遠されているし、ほんとうに市行政はハードに関してはとことん逃げに走っているので、デベロッパーとしては機能していません。道路整備するだけが関の山です。
やはりハードに興味ないトップの資質でしょうかね？
しかし唯一阪急駅ビルぐらいしか希望がないのは寂しすぎます。
今の市長さんはこういう付け焼き刃的な整備策がお好きなようですね。
大きなことは出来ませんが、小さなことからコツコツと・・・。
政令市の市長の器としては、甚だ面白味に欠けます。
階段ベンチ面白いけどこの場所は非常に暑いですよ。日よけがないと昼間は座ってられないね。
しかし、元町はバリアフリー化が最優先課題でしょう。大丸・旧居留地への玄関駅に西口のEV1基のみでエスカレーター無しとは情けない限りです。昨年ひざを痛めた時に階段が本当につらかった、JRは何を考えているんでしょうね。同じことを、神戸市や大丸・居留地協議会etcの面々にも言いたい。見た目ばかりを美しく飾っても訪れる人の為のアクセスがこれでは三流都市と言われても仕方がありません。自分のエリア内だけでなく周辺にも目を配り人に優しい街づくりを目指すべきでしょう。JRに積極的に働きかけて欲しい…そう思います。
小手先の東遊園地芝生化、パークレット、プラッツ等、都心活性化策の実績と呼ぶにはあまりにも貧弱ですよね。この元町駅前整備もそんな１つです。連日のように東京の再開発のビッグプロジェクトが聞こえてくると溜息がでますね。