東横イン新築工事

(仮称)三宮神戸市役所前ビル新築工事 東横イン八幡通

toyoko13.jpg

八幡神社の南側にあったコインパーキングが閉鎖しれ、アスファルトの撤去が始まりました。ここに新たなホテルの建設計画が浮上しています。

toyoko15.jpg

計画されるのは今や日本最大のホテルチェーンとなった東横イン。神戸市内でもすでに4軒を営業しています。357平方メートルの敷地に地上14階、延床面積2,712平方メートルのビルを建築します。

toyoko14.jpg

事業主は大阪の繊維会社である三共生興。不動産事業も積極的に展開しており、磯上公園近くの三宮スカイビルも同社が所有しています。近年は東横インと賃借契約を締結し、所有地にビルを建設して、東横社が借り上げる案件を東京や大阪で増やしています。今回のケースもその一環のようです。



ちなみに計画地はこちらです。市役所からも至近距離です。

toyoko12.jpg

建物のデザインはJR神戸駅近くの相生町に開業した東横インJR神戸駅北口によく似ています。規模もほぼ同様なので、客室数は170室前後かと思われます。

toyoko16.jpg

またもや新設のホテル計画が出てきました。神戸の都心でも今や賃貸マンションよりもホテルの建設の方が盛んになり始めました。現在、建設中、計画中のホテルを合わせるとすでに11棟です。これには神戸阪急ビル以外の三宮の大型再開発ビルは含まれていません。JR駅ビルやバスターミナルビルをはじめ、まだ複数のホテル計画の構想があり、今後もまだまだ増えそうです。それでもまだ大阪や京都に比べれば、10分の1程度でしょうね。



関連記事

POSTED COMMENT

  1. たお より:

    神戸のこらからの有り様がよくわかり、いつも楽しく拝見させていただいております。
    今回のように地図を貼って頂くと大変助かります。

  2. 夢想家 より:

    先日テレビで井戸知事が大阪、京都に水をあけられた訪日客を増やすために、いわゆるゴールデンルートに兵庫を組み入れたいと抱負を語っていました。現在、日本の西の玄関口は関空ですが、関西3空港一体経営で、神戸空港に国際線LCCが就航するようになれば、勝手口ぐらいにはなれる可能性があります。また、インテグラルの佐山社長も、24時間運用で東京-関西のメインルートは、羽田-神戸になるだろうと予想しておりました。もちろん我田引水的な部分はあるかと思いますが、上記の環境が整った暁には神戸でのホテル建設も一桁増えるかもしれません。

  3. sirokuma より:

    夢想家さん
    三菱地所は、脱丸の内を掲げ地方への積極的な投資を行うとしていますが、関西よりもっと西の福岡をアジアの玄関口として、大規模な投資を開始しています。同社が「ビジネスモデル革新」の象徴と位置付ける開発の「マークイズ(MARK IS)ももち」はすでに着工済みです。今後19年度民営化予定の福岡空港の入札にも参加するようです。
    この開発は既存施設との連携がうまく計れています。ヤフオクドーム」からペデストリアンデッキで繋ぎシネコンからライブハウスまで取り込んでおり、28階建てのツインのタワーマンション(総戸数578戸)も敷地内に建設されます。このマンション売れないわけがないでしょうという感じです。

    関西は、京都・奈良・大阪を中心に歴史遺産が数多くあり、その歴史を観光資源として上手に取り込んで多くの外国人を呼び込んでいますが、神戸も僅か30年程の居留地の名残りにばかり拘らず、神戸の人がすっかり忘れている居留地以前の歴史遺産にも、もっと目を向けると都市としての深みが増すのではないでしょうか。

  4. カン より:

    居留地自体の歴史は30年ほどですが、そこから連綿と150年の神戸開港の歴史の礎となっていますので立派な心の遺産(レガシーというよりはヘリテージというべきでしょうか)になっているのでしょうね。
    ヤフオクドーム周辺は閑散としていますから三菱地所の開発投資はお手並み拝見と言ったところでしょうか。福岡の中心はどこまで行っても中洲ですから。

    兵庫津周辺の歴史遺産も注目に値するのですが、歴史遺産で言えば神戸単独だけではなく姫路や城崎との連携も大事かと思います。
    それと何よりも神戸の発展を阻むものの最大のものはその自らの行政主体だと思います。規制大好き、民間任せ大嫌いの行政主体をまずは変えていくことが、神戸の飛躍につながるのではないかと思います。

  5. しん@こべるん より:

    今後、新規プロジェクトの初回掲載のみには地図を載せるようにします。毎回は面倒なので載せません。

  6. しん@こべるん より:

    関西エアポートへの運営権売却実現性が確かになるに連れ、周りの環境が明らかに変わってきました。大阪政財界からも神戸の規制緩和に賛同する声が高まりつつあります。神戸が玄関口の1つになる事で関西への流入キャパを拡げ、神戸では吸収しきれない需要を関西全体で取り込むという目論見も垣間見えます。何にせよようやく神戸空港開港のメリットが活かせる様相です。

  7. しん@こべるん より:

    地所にはグループである三菱倉庫の拠点がある神戸にも投資をお願いしたいですね。バスターミナルビルの提案ではこの二社が組んでました。タワマンでも連携しています。横浜でも地所、重工、倉庫がグループの利を活かした開発を行ってきました。福岡には地場に福岡地所というデベもあります。神戸にも同様の資本力のあるデベロッパーが育って欲しいですね。居留地以前の歴史遺産をどうフィーチャーして行くべきか。

  8. しん@こべるん より:

    行政まかせの成功体験がまだ尾を引いているのと、神戸経済を牽引してきた企業が時代と共に淘汰されていった事も神戸の栄枯に表れています。しかし再び輝きを取り戻す大きな転換期が訪れようとしているのも事実ですね。

  9. sirokuma より:

    天神ビッグバンですね。
    神戸も福岡も空港までの距離感は同じ程度ですね。ただ福岡は神戸と違い内陸部の空港なので、福岡市中心部は便利さと引き換えにビルの高さ規制などの規制を受けています。
    カンさんもご指摘の通りどこまでいっても中州天神が福岡の中心とは福岡市民が一番理解しているところで、これも神戸市民の三宮元町に対する思いとにていますね。
    ただ都市再開発についてはここからが違う、三宮再開発が官主導の開発で規制型であるのに対し、福岡のそれは最大の弱点が高さなら、どこまでなら建てても良いのか?と、高さ規制をエリアを絞り緩和する発想ができるし、行政が民間企業のニーズを先取りし規制緩和を行い投資しやすい環境を整えて投資を呼び込む。行政はサポート役に徹している。この差は大きい。
    http://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/kaihatsu/shisei/tbb_p3.html#02
    神戸市行政は根本的な発想の転換が必要だと思います。

  10. 匿名 より:

     ここに来て、大阪府知事、関経連会長等から神戸空港の規制緩和に前向きな発言が相次ぎ、大阪市長からは「海上空港を生かし国際化、24時間化、ハブ化を目指すべきだ」との発言までありました。これらの発言は、関西エアポートの意向を反映していることは間違いないでしょう。神戸空港は、今後、予想を超えるスピードで大規模な国際空港に変貌していく可能性があります。
     規制緩和により、いよいよ神戸空港が本来有する優位性が発揮されることになります。その優位性とは、神戸が中国、四国地方を束ねる扇の要の位置にあり、新幹線や高速道路等でそれらの諸都市と直結されていること、京都・大阪・姫路等と多頻度大容量の高速鉄道で結ばれていること、人口2000万人の近畿圏の中でも人口集中地帯にあって1時間圏に1000万人の人口(関西空港は400万人)を有すること、騒音問題の少ない24時間利用可能な海上空港であることなどが挙げられます。
     現在のわが国の空港の利用者数は、首都圏が羽田と成田を合わせて1億1600万人に対して、近畿圏は関西、伊丹、神戸を合わせて4200万人で首都圏の36%、首都圏の人口が4000万人に対して近畿圏は2000万人で首都圏の50%であるので、人口比で言えば近畿圏は5800万人の利用者数でもおかしくありません。また、近畿圏が中国をはじめアジアの諸国と地理的に近く、文化観光資源の国内最大の集積地で、西日本の首都的な位置づけを有することを考えれば、利用者数はさらに増えることも考えられます。関西空港だけでは3000万人が限度と考えられるので、神戸空港は少なくとも1000万人以上の利用が見込まれることになる。滑走路1本で運用している福岡空港が2000万人を超える利用者数であることを考えると、将来的に、神戸空港は利用者数2000万人程度の国際空港になることも考えられます。
     神戸を取り巻く環境は今後劇的に変わることになります。神戸は陸海空の交通の拠点として、再び世界との窓口になる。そうした位置づけを踏まえて、都心の再開発を行うべきでしょう。

  11. しん@こべるん より:

    神戸市も福岡市を意識しているのではないかと思います。意識する位ならトコトン真似してしまえばよいのではと思います。少なくともこの20年の都市開発では福岡の方が遥かに実のある施策を実行してきたかと思います。

  12. しん@こべるん より:

    神戸空港の大発展は大いに期待しています。開港10年を経てようやく本来のポテンシャルを発揮できる環境になり始めました。ある程度の期間を耐え忍ぶ事は折り込み済みだったかとは思いますが。

  13. sirokuma より:

    神戸のポテンシャルの高さは疑う余地はありませんが、それを生かすすべを見失っているのが神戸の今の状況じゃないでしょうか。
    福岡ばかりを例にとりましたが、福岡はポテンシャルを活かす大きな手段の一つが規制緩和と民間活力の導入である事、行政はそれのサポート役である事に何ら疑いを持っていないところが良いと思うのです。

    インバウンドに関しては空港力を上げておられますが、一方で今後大型クルーズ船による500万人規模の旅行者も見込まれています。
    2015年にクルーズ船の外国人乗客を対象として、簡易な手続で上陸を認める「船舶観光上陸許可」制度が施工されるや大型クルーズ船(3000~5000人乗船)の寄港地ランキングが大きく塗り替わってしまったのです。それまでの上位港、横浜・神戸を福岡・長崎・那覇があぅさりと上回り、TOP10には実に九州の7都市がランクインしました。

    これは中国・台湾・九州各都市・韓国・中国を巡る、クルーズが4泊5日で7万円前後と低価格化し、寄港先では船中1泊し観光やショッピングを楽しみ、船中ではカジノなどでも楽しめるなど航空機よりもお得感があると大人気である事が主因でしょう。。
    この規制緩和により、大型クルーズ船が福岡だけでも昨年度328回も寄港しております。その数は同港の3年前の寄港数の実に3倍弱、横浜の2.5倍強、実に100万人前後のひとがクルーズで寄港している訳です。福岡にはこれとは別に日帰りツアーもやってきます。

    地理的優位性とはいえ、たった一つの規制緩和がこれだけ劇的な変化をもたらすことを福岡は体感しているので、規制緩和と民活に何の疑いも無いのかもしれませんね。

    神戸はもっと積極的に動き民間活力を導入する必要があります。先ず複層化(都市計画・地区計画・市民協定・景観規制・高さ規制、PI・RICの各種規制等々)している都市計画を他都市に先駆け根本的に見直し簡素化する必要があると思います。その上で特区等を用いた大胆な規制緩和を行うべきです。周辺地区と整合性のとれた解り易い都市計画が投資資金を呼び込むのだと思います。

  14. しん@こべるん より:

    なぜ神戸市は規制緩和が活性化の原動力になることに敢えて目をつぶろうとするのでしょうか。福岡は高さ制限の規制などをいかに緩和することに心血を注いでいるのに、神戸は必要のない規制で自らを縛って発展を阻害している。秋の市長選はしがらみに縛られない候補者が必要です。

  15. かど より:

    建設中の東横イン北側に隣接する小野八幡神社の敷地内に地上19F建て高さ約60mのマンションを建設するそうです。神社の壁面に完成予想パース図が掲載されていました。マンション1Fを社務所になるとのこと。

  16. しん@こべるん より:

    ありがとうございます。昨日、記事掲載しています。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です