今回は冬の風物詩として一足早く、北国からの冬の便りをお届けします。札幌市の都心部各エリアの会場にて毎年11月後半から冬季中に行われているのがさっぽろホワイトイルミネーションです。メインとなるのは都心のほぼ中央に位置し、東西に長く横たわる大通公園。北の都のオアシスとして親しまれていますが、この公園では札幌雪まつりが開かれる事でも有名です。
大通公園の会場ではLED電飾を使った数々のイルミネーションが登場し、雪降る公園と合わせてクリスマスへ向かって雰囲気を盛り上げます。
札幌では当たり前の話ですが、ホワイトクリスマスが例年の話です。西日本の我々からすると、ちょっぴり羨ましいですが、それから何ヶ月も雪が続くのというのも我々には耐えられないでしょうね。
大通公園のランドマークである札幌テレビ塔も通常のライトアップからキラキラと光る電飾に切り替わります。
また大通公園沿い立つビルにもクリスマスの電飾やライトアップが施されています。
札幌駅前から繁華街のすすきのまで続く「駅前通り会場」では中央分離帯に連なる街路樹にも多くの電飾が取り付けられます。
やはり北の都には美しいイルミネーションがよく似合いますね。
大通会場では同時にドイツ発祥のクリスマスマーケットであるミュンヘン・クリスマス市も開かれています。
ドイツ風の露店・屋台が並び、ホットワインやシュニッツェル、シュトーレン等、ドイツの暖まる料理やガラス細工やクリスマス雑貨の販売が行われています。札幌は独・南部最大都市のミュンヘンと同緯度に位置します。関西では新梅田シティでクリスマスマーケットが例年開かれていますね。神戸でもルミナリエの後の東遊園地で開くと良いのではないかと思います。
他にも北海道庁旧本庁舎前である札幌市北3条広場[アカプラ]会場は北海道最古の街路樹である銀杏並木にLED電球を取り付けて、スピーカーから流れる音楽と共に電飾が色を変えたり、点滅したりする光のショーが繰り広げられています。
こうした演出によって北の都は冬季中、美しいイルミネーションで来街者を楽しませ、雰囲気作りを重視しています。
神戸にもルミナリエという名実共に日本最大の冬のイルミネーションイベントがあります。今年は過去最大級の規模になる予定です。ルミナリエは神戸が唯一、訪日客を強力に惹きつける事が出来る大型イベントです。ルミナリエをもっと活用するべきであり、やはりクリスマスに被せた期間の開催を再検討するべきではないでしょうか。またこれに合わせて、昨年のようにメリケンパークやハーバーランドでもクリスマスのイルミネーションの特別イベントがあると良いですね。旧居留地のイルミネーションも冬季中は継続できないでしょうか。また三ノ宮駅前のイルミネーションもフラワーロードにまで拡大出来ないものでしょうか。
地域探訪: 第38回 さっぽろホワイトイルミネーション 2018 都心の冬の夜を鮮やかに彩る
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正直、ルミナリエは良くない評判も結構多いです。通りの正面から見ると圧巻ですが、実際に通り抜けて歩いてみるとアーチの間隔も広いですし一本の通りに集中しているため混雑がひどいです。ルミナリエと同時にもっと街全体でイルミネーションを行なったら街歩きの楽しさもありますし撮影スポットもたくさん増やせると思います。線でなく面で盛り上げてほしいですね。