栄町通4丁目・日新ビルの解体工事が開始される 松原ビル跡地と一体化の上で再開発が望ましい

栄町通りに面した栄町通4丁目にあったオフィスビルの日新ビルについて解体撤去工事が開始されています。タワー通りとの交差点にも程近い立地です。



建物は地上9階建てで1975年竣工と築50年近く老朽化が進んでいました。



この解体中のビルの東側隣接地には松原ビルという雑居ビルがありましたが、4年程前に解体されて更地になっています。



今回、この隣接地を工事ヤードとして使用し、解体撤去を進行させています。



こちらが解体開始以前の松原ビルと日新ビルの様子です。



松原ビル跡地を巡っては開発計画が複数回の頓挫を繰り返し、未だ開発に着手できていません。

今回、隣の日新ビルが解体に至ったのは単なる偶然で、隣接地の松原ビル跡地を単にヤードとして借りているだけなのか、それともこの二つの土地を集約し、より規模の大きな建物を建設しようという動きなのか。



後者である事を望みつつ、跡地の新計画は店舗付き賃貸マンションではなく、店舗を併設したホテルのプロジェクトである事を期待したいと思います。中突堤・ウォーターフロントへのアプローチエントランスにある栄町通4丁目交差点のポテンシャルはもっと高められると思います。

同解体工事の向かいには新築狭小ビルが完成しています。



小さなビルですが、以前は個人宅だったので高度利用への転換は歓迎すべき事です。
建築主はFatheR。中央区内に本社を置き、革鞄製品等を取り扱うアパレル企業で、Bajolugoというブランドで製品展開をしており、1-2階は路面店です。