昨年末から議論が活発化し、神戸市が阪急阪神からの譲渡契約を取り交わすまでに至った北神急行電鉄。北神急行は新神戸と北区谷上を結ぶ全長7.5kmの路線ですが、六甲山を貫くトンネルの整備費用が足枷となって初乗運賃が360円と高額に留まり、利用者数が低迷していました。この打開に市営地下鉄山手線に組み込んで運賃を同路線の水準に抑える計画が進められてきましたが、一体運行開始時期を予定の来年10月から4ヶ月前倒しの6月とする事を神戸市が発表しました。
この為、本来であれば来年度に予定していた駅務機器システムの改修等に必要な予算確保に、補正予算を組む事になりました。北神急行の地下鉄化によって三宮-谷上間の乗車料金は現在の550円から280円に圧縮されます。
北神急行の値下げによる利用者増に伴い、三宮の拠点性向上と神鉄沿線の開発促進という結果になって現れるのか。来夏以降の動向が注目されます。そのまま三宮から南下して、工費圧縮の為にポーアイからは高架鉄道になって大学群の東側を通行し、そのまま神戸空港に乗り入れてしまえば良いのにと思ってしまいますね。空港の規制緩和と需要の増大次第ではこの鉄道路線整備に大手鉄道会社の出資が具現化するかもしれません。
北神急行と市営地下鉄の一体化運行は来年6月を目指す
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平成16年度と平成29年度を比較
西神山手線:黒字30億→黒字60億へ増加
海岸線: 赤字89億→赤字43億へ減少
少子高齢化で乗客減があっても、減価償却が積み上がると黒字も増えるだろう。それなら黒字を相殺するくらいの荷物を背負って、シマを拡大するのも手、くらいのイメージでしょうか。公共交通としては有り得る選択です。
> そのまま三宮から南下して、工費圧縮の為にポーアイからは高架鉄道になって大学群の東側を通行し、そのまま神戸空港に乗り入れてしまえば良いのにと思ってしまいますね。
仰る通り、まったく同意見です。
ポートアイランド西岸にはちょうど阪神高速5号湾岸線の延伸予定の土地があるので、それに沿う感じであればスペース的に可能かと思います。
場合によっては阪神高速5号湾岸線の延伸区間の下を地下鉄空港線が通る、なんてこともできるのではないでしょうか。
むしろ問題は、地下鉄空港線の三宮駅のホームの位置をどこにするかかもしれません。
フラワーロードに沿う形でさんちかの下が第一候補でしょうが、あの辺りは地下スペースさえいっぱいの状態だったように記憶しています。
代替案としては、南にずらして三宮花時計駅近くぐらいでしょうか。
> 空港の規制緩和と需要の増大次第ではこの鉄道路線整備に大手鉄道会社の出資が具現化するかもしれません。
関西三空港懇談会での規制緩和で、需要の大幅な超過でもなければ神戸市も神戸市民も鉄道会社も動いてくれそうにありません。
井戸知事も三空港懇談会の開催頻度を上げたいようですし、次回以降の三空港懇談会で期待したいです。
井戸兵庫知事、3空港懇談会「弾力的に随時開催を」 関西の空「少し融けはじめ」
https://news.kobekeizai.jp/blog-entry-4574.html