三宮再整備

三宮再整備・東遊園地はグランドオープン後も再整備工事は継続中 賑わいの絶えない都心公園に変身



グランドオープンを果たした三宮・東遊園地。早いもので1ヶ月が経過しました。園地内は大部分の再整備が完了済ですが、まだ工事が行われている箇所が存在します。



園地北側コーナーには仮囲いが設置されており、そのエリアは結構な広範囲に渡っています。



工事名称は「三宮駐車場階段増築他工事」。この工事は寧ろ東遊園地のグランドオープン後に開始されたもので、工期は年内いっぱいを予定しています。



工事対象の範囲は大きく、一旦は再整備が終わっていたマリーナ像周辺までも舗装が撤去されています。



この園地北側角地には「さんちか」を経由してフラワーロードを南下する地下通路のC8番出入口があります。神戸市建設局はこの工事以外に「三宮駐車場エレベーター増築他工事」も予定しています。



利用者が増えてきた東遊園地の地下にある駐車場から地上の園地内へのアクセスは現在、階段しかありませんので、エレベーター設置によるバリアフリー化を図る予定です。



奥に以前の階段が部分が確認できます。今回の工事は東遊園地のリニューアルに合わせた地下通路からの東遊園地北端への出入口階段のリニューアルとエレベーターの設置が目的となった工事ですが、実はこれは東遊園地のリニューアルの一環のみならず、この階段と「さんちか」を繋ぐ地下通路のリニューアル計画の一環及び先行工事でもあるのです。



東遊園地と三宮駅を連絡する地上のフラワーロードと地下通路は共にこれから整備が本格化する市役所2号館跡にも大きく接しており、双方ともリニューアルが進められる計画が予定されています。



グランドオープンから1ヶ月を経て、ゴールデンウィークという絶好のお披露目の機会を得る事になった東遊園地。



撮影日はGW一週前の週末の様子ですが、非常に多くの人々で賑わっていました。東遊園地がようやく都心のオアシスとしての本来の役割を本格的に果たしているようです。



駅からより遠いメリケンパークが常に賑わい、憩いの場になっているにも関わらず、都心立地でありながら、東遊園地は長く滞在するような公園ではありませんでした。



都心の南北軸に人の流れを生み、国際会館前交差点よりも南に人を引っ張ってくる事によって、都心エリアの回遊性をより広範囲に広がりを持たせる事が長年の課題でしたが、これまでは具体的で効果をもたらす対応措置は行われていませんでした。



東遊園地は、メリケンパークやみなとのもり公園と異なり、高い開放性のみでなく、しっかりとした夏場の陽射し対策が考慮されています。メタセコイア並木のみちひろばも思っていた以上に快適な空間が創出されました。



涼しげな木陰と快適なベンチは非常に人気が高く、常に多くの人々に利用されています。



買い物や仕事の間にほっとひと息がつける空間としても重宝される事になりそうです。観光客の印象も上々のようで、「すごくオシャレ!」という声が方々から聞こえてきました。



フラワーロードの北側から続々と人々が南に向けて歩いてきます。12月まではその入口付近で工事が行われてアクセスのしにくさがありますが、工事完了後には地下通路からも東遊園地へのアクセスが容易になります。公園東側の東町筋にも人の流れが出来ており、明らかに東遊園地のリニューアルによる回遊性向上効果が生まれている事が実感できます。

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POSTED COMMENT

  1. M より:

    京セラが昨年実証実験されていた温冷蔵機能を備えた無人自動走行ロボットをこういった所で使ってみてほしいですね。
    オシャレでいて先進的な神戸にピッタリだと思います。

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